台上前転に挑戦したいけど、怖くてできない…
なかなか上手に跳ぶことができず、つまずいてしまうお子さんが多い台上前転。できない経験を重ねると、運動が嫌いになったり、苦手意識が強くなったりする恐れがあります。
・もうすぐ跳び箱だけど大丈夫かな
・開脚跳び以外にも挑戦しないといけないみたいで心配
・家でできる対策方法はないの??
そんな保護者の方へ。跳び箱のコツをつかんで、上手に台上前転をできるようになりましょう!
この記事で分かること
・台上前転が上手にできない理由
・台上前転のコツ
・おうちでできる練習方法
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台上前転ってどんな跳び方?

台上前転とは、跳び箱の上で「前転(でんぐり返し)」を行う跳び方のことです。開脚跳びや抱え込み跳びに続いて、幼稚園や小学校でも積極的に取り組まれることの多い基本の跳び方の一つです。台上前転には6つの動作があります。
- 助走
- 踏み切りを両足で踏み込む
- 跳び箱に手をつく
- 腰を高く上げる
- 前方に前転をする
- 着地
助走から踏み切りを両足で踏み込むところまでは、開脚跳びや抱え込み跳びと同じ動作です。そこに前転が加わったのが台上前転のため、コツさえつかめば誰でも上手に跳ぶことができます。
しかし、、、
台上前転は、「落ちてしまいそう」「痛そう」など恐怖を感じてしまうお子さんが多い跳び方です。本来は台上前転を上手に跳ぶ身体能力があっても、恐怖心が強いと力を発揮できず失敗をしてしまいます。失敗を繰り返すことは、さらに恐怖心を大きくしてしまう可能性もあります。
台上前転を成功させるためには、恐怖心を押さえ込んで無理に挑戦するのではなく、段階を踏んで丁寧に練習を行い恐怖心を少しずつ無くすことが大切です。
台上前転ができない時にチェックしたい項目は3つ!

台上前転を成功させるために、今何ができていないのかチェックをしましょう。ここでは、台上前転を跳ぶことができない時に確認したい3つのチェックポイントを紹介します。できていない理由を知ることは、上手に跳ぶための近道です!
マットの上でまっすぐ前転できるているか
大前提として前転が上手にできる必要があります。まずは、マットの上で上手にできているか確認を行いましょう。
- まっすぐ回れていること
- 足を揃えて回れていること
- 膝を曲げて着地できていること
マットの上で上手に前転ができないと、台上前転は成功できません。まずはマットの上で綺麗な前転ができるようになりましょう!
お尻が高く上がっているか
踏切を両足で踏み込んだ後に、お尻がしっかりと高く上がっているか確認をしましょう。お尻が高く上がっていないと、勢いを出すことができず上手に回れません。
お尻を高く上げることができない場合には、助走・踏み切りの勢いが足りない、踏み切りを踏み込む位置が跳び箱から遠すぎるなどの原因が考えられます。
頭のつく部分がてっぺんになっていないか
跳び箱に頭のてっぺんがついていると、上手に前転をすることができません。頭のてっぺんではなく、頭のうしろの部分(後頭部)を跳び箱につけるようにしましょう。
せっかくお尻が高く上がっても、跳び箱に頭のつく部分がてっぺんになってしまうと、回転できずに止まってしまったり、バランスを崩して跳び箱から落ちてしまったりする危険があります。
踏み切った後に止まってしまう、上手に前転ができないという場合には、頭のつく部分がてっぺんになっていないか確認をしましょう。
そもそも走り方がおかしい場合にはこちらの記事がおすすめです!
台上前転を上手に跳ぶコツ!

ここでは、台上前転を成功させるためのコツを紹介します。最初は上手に跳ぶことができなくても、動作を確認しながら繰り返し練習を行うことで跳べるようになります。特に、台上前転に対して恐怖心がある場合には、一つひとつ動作を丁寧に確認しながら練習を進めるのがおすすめです。
闇雲に挑戦し続けると失敗経験が重なり、より恐怖心が強くなってしまいます。少しずつできることを増やし、「自分はできる」「上手になった」という自信をつけて恐怖心を減らしていきましょう。
手は跳び箱の手前につく
開脚跳びや抱え込み跳びでは、跳び箱の奥に手をつくことが大切でした。しかし、台上前転では、跳び箱の手前に手をつくことが重要になります。跳び箱を両手で横からしっかりと持ち、手前の位置につくことを意識しましょう。
可能であれば、手のつく位置にテープなどで目標をつけて練習ができると良いですね。
肘をしっかりと伸ばして跳び箱を押す
跳び箱に手をつくときは、しっかりと肘を伸ばすようにしましょう。肘が曲がっていると、身体を支えることができず回転ができません。
肘をしっかりと伸ばすためには、背中の筋肉で身体を支える力が必要です。肘がどうしても曲がってしまう場合には、背中と腕の筋肉を使う練習をしましょう。
また、グッと跳び箱を腕の力で押す感覚も大切です。踏み切りの勢いでお尻を高くあげた後、腕の力で跳び箱を押して回転をします。
おへそをみながら回転をする
手をついた時に正面を見ていると、回転ができず立ち止まってしまったり、バランスを崩して跳び箱から落ちてしまったりします。手をついたら、しっかりとおへそを見て回転をしましょう。おへそを見て跳ぶと、自然と頭のてっぺんではなく後頭部が跳び箱につき、お尻が高く上がります。
身体が回りきってから前を見て着地
身体が回っている途中に着地に向けて足が出ると、バランスを崩したり、跳び箱から落ちたりするためとても危険です。身体がしっかりと回りきった後に、着地に入りましょう。特に、恐怖心があると回転の途中で着地に向かってしまう傾向があります。最初は跳び箱の横で補助してもらいながら感覚をつかみ、安心して回りきれるようになると良いですね。
また、着地の時はしっかりと前を見るようにしましょう。目線はまっすぐと前に向け、手は前に出してバランスをとるのがコツです。
なぜできない?根本の原因について

「台上前転のチェックポイントはわかったけど、いくら意識してもなかなかできない!」
そんな方へ…
よくある間違いが、子供に安心させようと
「落ちても痛くないよ!」「支えてあげるから大丈夫」と言ってしまうこと…
でも本当に大切なのは
チェック項目を見た上で、できない根本の原因を探ること
これさえできていたら、後はそこにアプローチするだけで
自然と跳び箱ができるようになります。
では「できない」の根本の原因の見つけ方とは?
↓
それは多くの場合、”発達のピラミッド”に隠れています。
発達のピラミッドとは?

発達のピラミッドは、子どもの運動能力や発達を段階的に説明するモデルです。
このピラミッドの考え方では、発達は下層から順に形成されると言われています。
つまり、土台となる感覚(聴覚・前庭覚・固有感覚・触覚・視覚)がしっかりしていないと上層の複雑な動きがうまくいかなくなるんです・・・
詳しくはへやすぽアシストのInstagramにて解説しています。
台上前転の苦手さを発達のピラミッドで解説
「台上前転が苦手」という課題を発達のピラミッドに当てはめて考えると、
子どもによって異なる原因が見えてきます。
それでは具体例をもとに見てみましょう👀
①両足ジャンプができない子
固有感覚が未発達な場合、そもそも力の入れ方が分かりにくいです。またボディイメージの形成も遅れるため、「両足そろえる」というイメージが分かりにくく、いくら指示されても思った通りに体を動かせないことが多いです。
②前転ができない子
前庭感覚が未発達な場合、空中での身体の傾きなどを正確に把握できず、力の入れ方も分からないため、支えることができなくなります。また固有感覚の未発達により、背中を丸めるイメージがわからず、スムーズに回転することが難しくなります。
※上記はあくまで一例です
このように、チェック項目から、どこが弱いのかを見抜くことで、アプローチ方法が明確になります。
「跳び箱苦手だから、跳び箱をさせよう!」
「前転できないから、たくさん前転の練習しよう!」
この考え方は、根本の原因の解決になっていないどころか、
子供に何度も失敗体験をさせてしまい、運動嫌いになり、自己肯定感も下がってしまう可能性もあるんです…
それでは「できない」の原因を探ったところで、実際に解決する方法をお伝えします!
家庭でできる練習方法

台上前転を上手に行うために、家庭でできる練習方法を紹介します。家での練習は、幼稚園や小学校で練習するよりもリラックスして取り組むことができます。さらに周りの子と比較するすることもなく、何度もチャレンジしてくれますよ✨
少し難しい跳び方だからこそ、上手に跳ぶことができると運動に対する自信や、達成感に繋がります!
フープぴょんぴょん
フープを一列に並べて、手をフープにつき、飛び越えるようにカエルジャンプ!🐸
これはそもそも跳び箱が苦手な子や、台上前転をするときに、お尻が高く持ち上がらない子にやって欲しいです!
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股の下からシュート
やり方は簡単!股の下から覗き込んで、ボールを転がす!⚽️
このとき、後ろにゴールを作るととっても楽しくできますよ🥅
この遊びは前転や跳び箱に恐怖心がある子におすすめ!頭の位置を下げることに慣れる練習から始めることが大切ですよ!
頭を下げてもバランスを崩さないように頑張って💪
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へやすぽアシストで台上前転を上手に跳べるようになろう!
台上前転は少し難しそうな種目ですが、この練習を通して、前庭感覚・固有感覚などの発達の土台となる感覚を育てることができます!
それにより、運動面以外でも子供の発達を促すことができるんです!
1. 身体面での成長
固有感覚や前庭感覚の発達により、姿勢保持が上手になり、「姿勢よくしなさい!」と注意することが減ります。さらに、台の上で回転することにより、腹筋を使って背中を丸める感覚や落ちないように姿勢を制御する力が身につき、運動を行う中でのバランス力UPにつながります✨
2.学習面での成長
姿勢の改善に加えて、前庭感覚の刺激により、集中力が続くようになります。さらに手指で体を支える必要があり、「握る動作」の発達を促せられて、鉛筆の持ち方改善も期待できます✏️
3.社会性での成長
「できない…」を「できる!」に変えられて、大きな成功体験になり、子供の自己肯定感向上が期待できます。またこの成功体験がチャレンジ精神を育て、苦手なことや初めてのことにも積極的に参加できるようになります!🔥
発達のピラミッドという視点を取り入れることで、跳び箱が「ただの憂鬱な体育種目」から「発達を促す最強の遊び」へと変わります💫
跳び箱の練習には跳び箱は必要ありません
へやすぽアシストでは、発達のプロが100名以上在籍しており、発達のピラミッドをもとに、子供たちの苦手の根本原因を解決しています。たった30分でも跳び箱は上手になれます!
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