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発達障害

遊びながら鍛える!子どもの体幹トレーニング9選【レベル別に解説】

遊びながら鍛える!子どもの体幹トレーニング9選【レベル別に解説】

子どもの姿勢が悪い」「疲れやすい」「集中力が続かない」

我が子に対して、こんなお悩みを抱えていませんか?

実は、これらは全て「体幹」が原因かもしれません。

体幹が弱いと正しい姿勢を維持するのが難しくなります。それだけでなく、学習や運動にも影響が出ることもあります。これは発達に課題のあるお子さまだけでなく、定型発達の子どもでも同じです。

そんな子供の体幹を鍛えるために、「体幹トレーニング」と調べてみると、子供には難しいトレーニング方法ばかり出てきませんか?

この記事では、そんな”筋トレ”のように辛いものではなく、

子どもにおすすめの簡単に体幹を鍛えて姿勢を改善する9つの簡単なトレーニングをご紹介します。

運動が苦手な子どもでも楽しく取り組めるように、レベル別に分けて解説しているので、遊びながら、無理なく体幹を鍛えて、姿勢を整えましょう!

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子供の体幹を鍛えるメリットとは?

そもそも子供の体幹を鍛えることで、以下のようにさまざまなメリットが期待できます!

・猫背が治る。

・集中力が向上する。

・運動が前よりもできるようになる。

・文字が綺麗になる。

・自発的に動いてくれるようになる。

・自己肯定感が上がる

など

このように姿勢が良くなる以外にも、学習面や情緒面、社会性などにも多くのメリットがあるんです!!

なぜ体幹を鍛えることでそのようなメリットが生まれるのか?

これは発達のピラミッドと呼ばれる子供の発達の順番を表した図を見てみると分かりやすいです!

この図の通り、運動面だけでなく、学習面や情緒面なども姿勢をはじめとする土台が作られることで成長していきます。さらに、その姿勢の下の最下層にも触覚前庭感覚固有感覚などの感覚機能があります。これらは人が生活する上で欠かせないもので、生きているだけでもたくさんの感覚が脳に送り込まれてきます。

例えば学校でのこのシーン。

例)授業を受ける

・視覚:先生を見る。

・聴覚:先生の指示を聞く。

・固有感覚:鉛筆を適切な力加減で握り、文字を書く

・前庭感覚:体をまっすぐに保ち、揺れずに座る。

・触覚:机や椅子の感触を通じて座る位置を安定させる。

このように授業を受けるだけでもあらゆる感覚情報が使われています。姿勢を整えるためには、これらの感覚機能を脳でうまく処理する必要があるんです!ただし、これが子供にとっては難しい・・・

・聴覚が過敏で先生の指示以外の周りの雑音が入ってきやすい。結果指示理解がうまくできない。

・前庭感覚をうまく処理できず、わざと椅子をガタガタさせてしまう。

など、いろんな困り事が生じてしまうんです。

だからこそ、姿勢を改善する前に、まずはこれらの感覚機能を上手に処理できるようになる必要があります!

ですがここで注意が必要です⚠️

 「体幹トレーニングをさせてみよう!」と思い、子どもに勧めてみても、そもそも運動が苦手な子はなかなかトレー二ングをしてくれないことがあります。そんな子に嫌々トレーニングをさせても親子の信頼関係が崩れてしまうかも・・・

そこでどんなお子さまにでも楽しく体幹を鍛えてもらうために、発達の土台から育てる体幹トレーニングを3つのレベルに分けてご紹介します。レベル別に難易度を調整しているので、運動に苦手意識のある子供でも簡単に行えるはずです!💡

まずはあなたのお子さまがどのレベルになるのか、2つの確認テストをしてみましょう!

➤関連記事「体幹ぐにゃぐにゃを治す」はこちら

あなたのお子様の体幹はどのレベル?

 以下の確認テストでまずはお子さまのレベルを把握しましょう!

 1.片足立ちバランス

  ①その場で片足をおへその位置まで上げる。

  ②何秒維持できるかな?

  ③左右両方20秒キープできたらクリア!

 2.手押し車でキープ

  ①手押し車のポーズを取る。

  ②保護者の方は足首を持ってください。

  ③肩から足首までが一直線になるようにキープ! 

  ④「お尻が上がるor下がる」ことなく20秒キープできたらクリア!

 どちらもできない➤レベル1へ

 どちらかだけできる➤レベル2へ

 どちらもできる➤レベル3へ

レベル1 初めの一歩!運動苦手な子供も楽しい体幹トレーニング3選

 運動に慣れていなかったり、苦手意識のある子はまずは小さな成功体験を積んで、自信を持つことが大切です!遊び感覚でできるように親子二人でできる体幹トレーニングを紹介します!

 1.ボールトンネル

  ①子どもは「あざらしのポーズ」をとり、親は横からボールを転がす。

  ②ボールが来たら手足で体を支えてお尻を上げる。

  ③ボールに当たらないようにタイミングよくお尻を上げよう!

 お尻を上げ下げすることによる、腹筋や背筋などの体幹のトレーニングです。ボールが転がってきたらすぐに反応して腹筋に力を入れる必要があり、自然とお腹に力が入るようになります。さらに、ボールの位置や速度を把握して反応する必要があり、目と体の協調を同時に鍛えることができます。

⭐️視覚・固有感覚・前庭感覚の統合を促して、姿勢やバランス改善を図ります!

 

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 2.レスリング

  ①子どもは床にうつ伏せで寝転がる。

  ②親は子どもをひっくり返そうと、体幹や足などを動かす。

  ③ひっくり返されないように、手足を多く開いて踏ん張ろう!

 大人にひっくり返されないように全身の力を入れる練習ができます。色々な所からひっくり返そうとすることで、普段起こらないような様々な刺激が入り、姿勢維持のための力が身に付きます。

⭐️触覚・固有感覚の統合を促せられるので、体に力を入れられない(体幹がふにゃふにゃしている)子供におすすめです!

 

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 3.前に進ませない

  ①ハイハイで前に進む

  ②親は進ませないように腰に巻いたタオルを後ろから引っ張る

  ③体が浮かないように低い姿勢で前に進もう!

 引っ張られても前に進もうとすることで、踏ん張るための強い体幹が身に付きます。さらに大人と役を交代し、引っ張る側にチャレンジすることで、体幹に加えて指先などのトレーニングにもつながります。

⭐️触覚・固有感覚・前庭感覚の統合を促せます♪

 

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レベル2 次のステップ!楽しく挑戦できる体幹トレーニング

  レベル1ができた子はこのステップに挑戦してみましょう!ゲーム形式で、行うことで少し難しいものにもチャレンジできるようになります!親子・兄弟で遊びながら体幹を鍛えましょう。

 1.背中でボールを挟む

  ①二人の背中でボールを挟む。

  ②中腰になって横にカニ歩き!

  ③ボールを落とさないように姿勢をまっすぐにしよう!

 二人で協力してボールを挟みながら歩きます。体をまっすぐにしないとボールが落ちてしまうため、相手に合わせながら動く能力も身に付きます。

⭐️触覚・固有感覚の統合を促せる!さらに相手に合わせる”協調性”も覚えられますよ!

 

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 2.足でパス_回転

  ①足でボールを挟んで相手にパスをする。

  ②パスをされたらその場で一回転!

  ③途中でボールを落としたり、足が床につかないように注意!

 足を床につかないように姿勢を維持することによる、腹筋を中心とした体幹トレー二ングです。さらにボールを挟むことで足の筋肉も同時に鍛えられます。

⭐️固有感覚・前庭感覚の統合を促しながら、自然と腹筋を使えるようになります!

 

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 3.タオルチャレンジ

  ①二人で向かい合って、親はタオルを頭の上や足の下に通す。

  ②頭の上にきたらしゃがむ、足の下にきたらジャンプ!

  ③タオルに当たらないようにしっかり見て反応しよう。

 タオルを見て反応するため、目と体の協調も同時に鍛えられます。深くしゃがむ高くジャンプすることを意識することで、より体幹を鍛えられるでしょう。

⭐️視覚・固有感覚・前庭感覚の統合を促せられる!その場で行うことが重要です!

 

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レベル3 できたらすごい?次のレベルの体幹トレーニング

 最後のステップはこれです!少ない接地面で体を支える必要があり、とても難しい体幹トレーニングになります。さらにレベルアップした体幹を手に入れて、お子さまの日々の悩みを解消してあげましょう。

 1.おもちゃ移動

  ①好きなおもちゃを用意する。

  ②腕立て伏せの姿勢でおもちゃを右⇔左に移動させる。

  ③お尻が下がらないように頑張って支えよう!

 片手と両足の3点で体を支え、もう一方の手でおもちゃを移動させる必要があり、体幹をさらに鍛えることができます。難しい人は膝をついて行ってみましょう。

⭐️前庭感覚・固有感覚の統合を促しながら自然と腹筋を使う運動です!難しい場合にはお膝を付けてもOK!

 

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 2.手押し車で体タッチ

  ①手押し車の姿勢をとる。

  ②親に指示された体の部位をタッチ!

  ③体がぶれないように片手で支える!

 手押し車の姿勢から片手を離します。片手を離しても体幹を固定することができると、さらに鍛えることができます。難易度を少し下げたいときは膝や太もものあたりを持ってあげてください。

⭐️前庭感覚・固有感覚の統合を促します!お尻が下がりすぎないように要注意⚠️

 

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 3.ツイスターゲーム 

  ①いくつかの色のフープ(もしくはタオル)を用意し、床にランダムに設置する。

  ②ママは手足をどの色に入れるか指示する。(例:「右足を黄色!!」)

  ③子供は指定されたように手足をつけ、床に体全体がつかないようにキープ!

  ④一度置いた手足は、次の指示があるまでできるだけ動かさない。

 手足のみで体を支えることで、姿勢を維持するための体幹を鍛えることができます。さらに少ない接地面で姿勢を維持するため、バランス感覚手足の感覚も同時に鍛えることができます。

⭐️前庭感覚・固有感覚の統合を促せられます!体幹は固定しながら手足を動かす必要があり、かけっこや縄跳びの土台作りとしても有効です♪

 

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その他にも「子供の姿勢を改善する体幹あそび」をへやすぽアシスト公式Instagramにて投稿しています!ぜひフォローして普段の遊びに取り入れてみてください!

へやすぽアシストで紹介している運動は「発達のピラミッド」の土台を育てる目的で作られています。

何度も言いますが、重要なのは、ピラミッドの土台から育てること!

詳しくはこちらで解説しているので、子供の発達が気になる方はぜひ読んでみてくださいね。

子供の体幹トレーニングのポイント

 発達障害の子や体幹が弱いと感じる子は、「怠けている」「やる気がない」と思われてしまうことがあります。しかし、そのようなお子さまは、大人では分からないような悩みを抱えているかもしれません。思っているように身体が動かせなかったり、良い姿勢を取りたくても力の入れ方が分からずに、姿勢が崩れてしまったりするといったことがあるのです。その結果、運動や遊びなどの体を動かすこと自体が嫌いになり、自信を失ってしまうことにつながる可能性もあります。

 そのため、まずは楽しく、できることから始めてみましょう!小さな成功体験を少しずつ積むことで、自己肯定感を育むことができ、次第に運動への苦手意識が減ってくることでしょう。

 たとえできないことがあったとしても否定はせず、どうしたらできるようになるのかを一緒に考えてあげてください。「できた!」という喜びは運動だけでなく、お子さまの発達にも良い影響を与えます。

へやすぽアシストの無料体験レッスンで遊びながら楽しく体幹を鍛えよう

 「子どもの姿勢が気になる」「体幹が弱い」「体幹を鍛えたいけどやり方が分からない」などのお悩みをお持ちの方は、まずは無料オンライン体験レッスンに参加してみませんか?

 

体幹は、子供の発達の土台です。そしてさらにその土台としてたくさんの感覚があります。

縄跳びやかけっこなどの運動面はもちろん、書字や集中力などの学習面や、人間関係などの社会性にもつながるとされています!

あらゆる困りごとの根本原因になっている可能性があるのが「体幹」です。

発達の土台を育てて、姿勢だけでなく日常の困りごとを一緒に改善しましょう🔥

 

事前にお子さまの好みや性格などを伺い、レッスンへの誘い方までご提案します。

無料体験レッスンではお子さまに関するお悩みやお困りごとも、お気軽にご相談ください!

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