小学生の子どもの「汚い文字」を改善!遊びの中で楽しく改善しよう!
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子供の成長が進むにつれ、他の子と比べて「集中力が続かない」「ボール遊びが苦手」「触られるのを嫌がる」などの様子が多いと感じたことはないでしょうか。実際にそのような悩みを持つ保護者の方からよくご相談をいただきます。
これは必ずしも性格ややる気の問題ではなく、感覚統合が上手くいっていない可能性があります。
ここで「感覚統合って何?」「聞いたことあるけどよく分からない」と思われる方が多いのではないでしょうか。この記事では、「そもそも感覚とは何なのか」を理解し、そのようなお子さまに対してどのような対応をすることができるのかを解説し、実際に取り組んでほしい3つの遊び紹介します。
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そもそも感覚とは何でしょうか。
「触られていること」を感覚と呼ぶこともあれば、「イメージ」のようなものも感覚と呼ぶこともあるかと思います。
感覚は、私たちの身体が外部世界からの情報を受け取る手段です。これには視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚が含まれますが、これらは「外部感覚」と呼ばれます。さらに、身体の位置や動きを感じる「固有感覚」と、内臓などの身体の状態を感じる「内部感覚」もあります。例えば、「なんかお腹の調子が変な感じがする」というときは内部感覚から情報を受け取っています。
これらの感覚は、私たちが環境に適応し、学習し、行動するために不可欠なものなのです。
では感覚統合とは何でしょうか。
感覚統合は、これら異なる感覚情報を脳が整理し、適切に解釈して、身体の動きや行動に反映させるまでの過程のことを言います。つまり、いくつもの外部や内部からの情報を脳で理解し行動するために、「整理する」ということを感覚統合と言います。
例えば、ボールをキャッチする際には、視覚でボールの位置を把握し、固有感覚で手の位置を調整し、触覚でボールを感じる必要があります。これらの情報が適切に統合されることで、スムーズな動作が可能になります。
感覚統合を上手くできないと、情報を整備できないため、その環境に適応することに困難さを感じるようになります。
ボールキャッチでは、ボールの位置や速度を正確に判断できず、手を出すタイミングが遅れたり、自分の腕や手などの体の位置関係を正確に把握できず、ボールを落としてしまったりします。また、たくさんの情報を整備できず抱え込むため、集中力を持続させたり、分散させたりすることが難しく感じることもあります。
これらの問題は、運動に限らず、日常生活や学習に影響を及ぼすことがあり、子どもの自信や社会的な交流にも影響を与えることがあります。
感覚統合が上手くできない子どもの特徴として以下のようなものが挙げられます。
これは感覚に対し過剰に反応してしまうことです。例えば、触られることを過剰に嫌がったり、そこまで痛くない様な刺激に対しても強い痛みを訴えたりします。また暑さや寒さにも敏感で、汗をかきやすかったり、強い震えを認めたりします。
これは感覚過敏の反対で、刺激に対しあまり反応しません。熱いものに触れても、やけどをするまで気が付かない、暑いときに服を脱ぐなどの温度調整をしない、先生が話をしていることに気が付かない(注意が向かない)などです。また感覚が鈍いため、刺激を求めて他人にぶつかったり、強く足踏みをしたりする行動も見られます。
手と手、手と足、目と体など自分自身の身体を協力して動かすことが苦手です。そのためスムーズな動きができなくなり、運動中もぎこちなさを感じます。ボディイメージが弱く、靴ひもを結ぶことや着替えなどの日常生活においても不器用さを認めることがあります。
親や先生の指示を見たり聞いたりしても、それを素早く理解できなかったり、行動に移せなかったりします。また板書のような目や耳から入ってくる情報をまとめてノートに写すことが難しく感じます。他にも文字が上手くかけなかったり、既定の範囲からはみ出してしまうこともあります。
感覚統合が上手くいかないと、以下のような悪影響が日常生活で起こることがあります。
・友達と一緒に上手く遊べない。
・気持ちの切り替えができない。
・歯磨きを嫌がる。
・ボール遊びが苦手。
・集中力がない。
・ルールが理解できない。
・周りの刺激にすぐに反応する。
など
もちろん、すべてが「感覚統合が上手くいかない」ことだけが影響しているとは限りませんが、周りの友達や大人からは「だらしない」「周りに合わせられない」ような見方をされてしまうこともあります。
その結果、自己肯定感が低くなり自発的な行動が少なくなることや、反対に投げやりになってしまうことなどにつながることもあります。
ある研究(※1)によると、発達性協調障害(DCD)を持つ子どもたちの間で88%が感覚処理と統合に何らかの問題を示していることがわかりました。そして、これらの問題は日常生活への参加に影響を与えていました。また、自閉症スペクトラム障害(ASD)を併発する子どもたちは、触覚や視覚に関する困難が顕著だったとの報告がありました。
そのため、感覚統合と発達障害は相互に関係しており、感覚統合を上手くするトレーニングを行うことは、子供の発達にも良い影響を与える能性があります。
(※1)S. Allen, J. Casey:Developmental coordination disorders and sensory processing and integration: Incidence, associations and co-morbidities,The British Journal of Occupational Therapy,80(9):2017
感覚統合が上手くできないお子さまや発達障害のお子さまは、運動に対し苦手意識を持ち、大人が促しても新しい運動や遊びに挑戦しないことがあります。
そのようなお子さまに対して、感覚統合が上手くなるようなトレーニングを遊び形式で紹介します。これらは実際に「へやすぽアシスト」にて行っているメニューになります。
子供に無理をさせず、楽しみながら小さな成功体験を積んでいきましょう!
①子供は中腰になり、体幹を前傾させる。
②大人は子供の背中にボールを転がす。
③タイミングを合わせて手を出して、ボールをキャッチ!
これはボールが転がっている背中の感覚や、手を出す位置やタイミングなどのボディイメージを鍛えることができます。背中にボールが転がっていることに集中していないと、なかなかボールを取れないため、集中力や注意の持続の向上にも役立ちます。
①向かい合って、大人はフープをふんわり投げる。
②子供は腕や手をフープに向かってまっすぐ伸ばす。
③フープを腕や足に通してキャッチ!
これはフープを見ながら体を動かすことで、視覚や自分自身の体の位置などの感覚統合に役立ちます。腕や足を出すタイミングや伸ばし方を考えながら行う必要があります。また足で行う場合はバランス能力の向上にも良い効果が期待できます!♪
①風船を体の色んな部位でポンポンする。
②しっかり風船を見て、力加減をコントロール!
③何回出来るかチャレンジ!!
これは風船を目で追いながら風船の位置を把握し、体を動かす練習です!風船の位置を把握し、とっさに足や手を伸ばす必要があり、さらに風船を打つ力の調整も必要となるため、ボディイメージを鍛えることができます!手足だけでなく頭やお尻などでもポンポンすると、とても楽しいです!♪
↓↓Instagramにて見本動画を投稿しているので参考にしてみてください!
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その他にも実際に行っているメニューをへやすぽアシスト公式Instagramにて投稿しています!
ぜひフォローして普段の遊びに取り入れてみてください!
感覚統合が上手くなると、日常生活の質が向上します。
まず、運動技能の面では、身体の動きがより協調され、バランス感覚が向上するため、スポーツや運動、日常での活動がより上手に、そして安全に行えるようになります。そしてできることが増えるので、より自発的に動いてくれるようになります。
学習能力においても、感覚情報を効率的に処理することができるため、集中力が向上します。またノートの下線や枠に対して文字を収めて書くことが上手になります。視覚情報や聴覚情報をまとめてノートに写す板書能力も向上しやすくなります。
社会的スキルの面では、感覚的な過負荷や不快感が減少し、社会的な状況に対する適応力が向上する可能性があります。他の子どもたちの動きや遊び方を見て、遊びのルールや流れを理解し、遊びの中に参加していく様子が見られるかもしれません♪
感情的な安定性も向上しやすいです。感覚的なストレスが減少し、感情の調節がしやすくなります。それにより日常生活におけるストレスや不安が減少し、感情的な安定性が高まります。日々の生活における小さな挑戦やストレスに対して、より適応することができるようになるでしょう。
感覚統合の改善は、子どもの日常生活に大きく影響しています。自己の能力に対する信頼感を高め、新しい挑戦に対する自信を生み出します。不安や困りごとの多かった日常生活が少しでも楽しい毎日に変わることでしょう!♪
・気持ちの切り替えが苦手。
・触れられるのを過剰に嫌がる。
・順番を待てない。
・集中力がない。
・ルールが理解できない。
・文字を上手く書けない。
など
このようなお悩みをお持ちの方は、まずは無料オンライン体験レッスンに参加してみませんか?事前にお子さまの好みや性格などを伺い、レッスンへの誘い方までご提案します。体験レッスンではお子さまに関するお悩みやお困りごとも、お気軽にご相談ください!
お子さまの運動遊びやトレーニングに興味がある方は、へやすぽアシストまでお気軽にお問い合わせください!