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子どもの成長ホルモンを効率的に分泌させる方法を伝授します!

子どもの成長ホルモンを効率的に分泌させる方法を伝授します!

我が子の身長が周りのお友達や年齢の平均に比べて小さい!とお悩みの保護者の方も多いのではないでしょうか。

子どもの成長速度には個人差があるものの、背を伸ばすためには脳の下垂体から出る成長ホルモンを分泌させることは成長においては非常に大切になってきます。

 

背を高くするには、成長ホルモンの分泌が大事!ということは分かったけど、どうやって分泌させれば良いの?と疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

 

この記事では、今日から始められる少しの工夫で、ドバドバと成長ホルモンを分泌させる方法について説明していきます。

子どもの成長に欠かせない「成長ホルモン」の果たす役割について

成長ホルモンとは?

脳下垂体前葉から分泌されるホルモンを、「成長ホルモン」と言います。

小児期には、骨や筋肉、各器官の成長や発達を促進させ、思春期には性ホルモンの分泌と二次性徴で起こる身体の変化などの性的な成熟を促します。

 

成長ホルモンと言うと、子どもだけに出るようなイメージを持つ方もいると思いますが、一生を通して代謝調節に関与する大切なホルモンです。

 

成長ホルモンは、下記の作用を持ち、身体を正常にコントロールする役割を果たしています。

 

脳への作用:記憶力や意欲を高めます。

骨への作用:骨の量を維持し、骨の成長・発達を促します。

生殖器への作用:正常に生殖機能を保持します。

免疫系への作用:免疫機能を保持します。

脂肪組織への作用:脂肪の代謝を促進させ、過度に脂肪が増えないようにします。

糖代謝への作用:糖代謝を調節します。

筋肉への作用:筋肉の量を保持します。

 

子どもの時はもちろん、大人になってからも健康に生活をしていく上でも成長ホルモンは大事ということが分かりますよね。 

 

身長を伸ばすためには、「成長ホルモン」の分泌が必須!

成長ホルモンは、肝臓や骨端線(骨の先端付近にある軟骨)に働きかけ、ソマトメジンCという物質が働くことで、骨を伸ばして身長の伸びに繋がります。

 

つまり、成長ホルモンの分泌が足りていない子どもの多くは、身長の伸び率が低下し、分泌が正常に行われている周りの友達に比べて低身長になってしまう傾向が強くあるのです。

 

ですから、身長を伸ばすためには子どもの時にしっかりと「成長ホルモン」の分泌が必須となります。

 

成長する際の成長因子として、思春期を迎える前の4歳から11歳(女子は10歳頃)の子どもは「成長ホルモン」によって背が伸びています。

そのため、この時期にどれだけ「成長ホルモン」を分泌させられるかがその後の身長の伸びにも大きく影響するのです。

 

成長ホルモンを分泌させるためには「睡眠・運動・食事」が必要で、最も多く成長ホルモンが分泌されるのは睡眠中です。

そのため、就寝前に食事やスマホ・ブルーライトを発するゲームなどを控えることで、成長ホルモンは活発に分泌され「質」の高い睡眠を取ることが可能です。

成長ホルモンの分泌を促進する「アルギニン」とは?

成長に欠かせないアミノ酸の一つ、「アルギニン」ってなに?

 アルギニンとは、アミノ酸の一つで成長ホルモンを分泌させ、タンパク質の合成を促進したり、子どもの成長を促すといった役割があります。

 

大豆製品やえび、まぐろ、肉といった食品に含まれており、骨の合成を促進させるためにも非常に重要な栄養素です。

 

「アルギニン」を摂取するタイミングとしては、就寝前が理想です。

このタイミングで摂取すると、最も成長ホルモンが分泌される就寝中に分泌量を増やし、より効率的に身体を成長させることが可能です。

 

アルギニンだけじゃない!合成に必要な栄養素と食品について

骨やタンパク質の合成には成長ホルモンが必要となります。

その成長ホルモンに必要な栄養素としては、先述したアルギニンの他に「亜鉛」があります。

 

亜鉛が多く含まれている食品として、「牡蠣・レバー・ナッツ・牛肉」といったものがあり、吸収率を高める方法としては、ビタミンC・クエン酸・動物性たんぱく質を一緒に摂取することです。

 

但し、食物繊維やフィチン酸、ポリリン酸は亜鉛の吸収を妨げる原因にもなるので一緒に摂取しないように注意しましょう。

 

亜鉛やアルギニンを積極的に取ることはもちろんですが、バランスの良い食事を摂ることも大切です。

ここでは、どの栄養素を日々の食事の中に入れることがバランスの良い食事となり、どういった効果があるのかを説明していきます。

 

カルシウム:骨をつくる

ビタミンD:カルシウムの吸収を促す

ビタミンK:カルシウムを骨に沈着させる

タンパク質:骨の材料となる

 

これらの食品とアルギニンや亜鉛をバランスよく摂取し、より効率良く「成長ホルモン」を分泌して身体の成長に活かしていけるように食事面でも環境を整えていくことが大切です。

タンパク質は成長ホルモンの分泌に必要な栄養素

タンパク質の吸収が高まると、成長期に必要な筋肉の増加や健康維持に繋がる

 タンパク質は、筋肉や骨・肌・内臓・髪の毛といった身体の組織を構成しており、成長が著しい子どもたちにとっても必要不可欠な栄養素です。

 

骨の材料にもなる「タンパク質」を効率良く体内に吸収させるためには、より効果的に摂取していきたいですよね。

タンパク質と一緒に摂取すると吸収率が上がる栄養素は「ビタミンB6・マグネシウム・糖質」の3つです。

 

ビタミンB6:タンパク質を代謝させ、エネルギーを生成させます。マグロやカツオ、レバーなどに含まれています。

 

・マグネシウム:タンパク質の合成や筋肉・神経の向上・血糖値や血圧などのコントロールを行う酵素の補助的役割。骨の発達にも役立ちます。

        海藻類・豆・モロヘイヤやほうれん草に多く含まれています。

 

・糖質:血中に糖分が流れるとタンパク質も一緒に取り込むため効率良く体内へ吸収出来ます。

    体内で糖分が枯渇していると、糖質不足によって筋肉も分解されてしまいます。

 

タンパク質を効率良く吸収するためにも、タンパク質の食品と「ビタミンB6・マグネシウム・糖質」を一緒に摂るように心がけていきましょう。

 

適度な運動を行うことで成長ホルモンの分泌を促進させる

乳酸が発生することで脳下垂体が刺激され、成長ホルモンが分泌される

運動やスポーツをすると、筋肉を動かすので「乳酸」が生成され、脳下垂体を刺激して「成長ホルモン」の分泌を促進させます。

「乳酸」とは、筋力トレーニングなどの無酸素運動を行った際に発生する物質です。

 

以前は、疲労物質としてネガティブなイメージで捉えられることが多かったのですが、現在では成長ホルモンを分泌させる大事な役割を担っていることが少しずつ巷でも広まって来ています。

乳酸が多ければ多いほど、成長ホルモンの分泌は増加するため、背を高くしたり、子どもの身体の成長に役立ちます。

 

成長ホルモンは、乳酸の発生するトレーニングを行ってから約15分後に分泌されます。

そして、タンパク質の合成に働きかけ、トレーニング終了後から約2時間程度で筋肉の再合成と強化がされます。

筋肉や身体の組織が疲弊するとストレス反応で様々なホルモンが分泌されます。

成長ホルモンは、運動によって破壊された筋肉や体組織の再生や修復をするために分泌されます。

背を高くするために成長ホルモンを分泌させたい!という場合は、外で遊んだり、スポーツを通して身体を動かすことが非常に大切になってくるのです。

 

運動としては、軽いジョギングや散歩、ラジオ体操、縄跳びなどがオススメです。

有酸素運動と無酸素運動を組み合わせたものを行うことが効果的です。

というのも、無酸素運動を行うと乳酸が溜まり、脳下垂体が刺激されて成長ホルモンが分泌されるのです。

 

子どもには適度な運動が必要!成長に逆効果を招くこともあるので過度な運動は控えよう!

「無酸素運動=筋トレ!ってことは、成長ホルモンを沢山出すためには筋トレをすれば良いのでは?」と思う方も多いのではないでしょうか?

 

しかし、大人がやるような負荷の高い筋トレをやりすぎてしまうと、エネルギー不足になるので注意しましょう。

子どもが無酸素運動を取り入れる際は、軽い腹筋や腕立て伏せなど自重で出来るようなトレーニングをやってから有酸素運動を取り入れるといいですね。

 

過度な運動は、ケガのリスクも増えたり成長には逆効果になることもあるので、1日1-3時間程度・週に2-3回くらいを目安に運動を日常生活の中にいれるようにしましょう。

 

あまり運動が得意ではない!という方や、他の習い事が忙しくて身体を動かす時間がないという方も多いと思います。

そんな時は、「へやすぽ」を使えば自宅にいながら週に1回オンラインで、子どもの発育・発達に合わせた運動が出来ます。

器械運動や球技、新体力テストと子どもの運動神経を良くする「コーディネーション能力」を意識した運動が毎回のレッスンに入っている他、基礎体力や運動感覚を育める内容になっています。

 

順番待ちなどもないので、しっかりと身体を動かしている時間が続き、成長ホルモンの分泌にも繋がります。

 

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成長ホルモンの分泌を増やすためには…

成長ホルモンの分泌には、「睡眠・栄養・運動」が必要です。

特に、睡眠中は成長ホルモンが多く分泌されやすいので質の高い睡眠を取れるように食事の時間やスマホを見ないようにするなどの工夫をする必要があります。

 

また、食事の面では「成長ホルモン」の分泌を促進させる「アルギニン」や「亜鉛」をはじめ、成長に必要な栄養素を積極的に摂取するようにしましょう。

 

他にも、タンパク質は骨の原材料でもあり、カルシウムをつくるために必要な栄養素ですし、カルシウムの吸収を促進させるビタミンDやカルシウムを骨に沈着させるビタミンKなどを一緒に摂取することでより骨を強くして身長を伸ばすことや子どもの成長に活かすことが出来ます。

 

また、適度な運動も必要です。運動を行うことで、筋肉が使われて「乳酸」が出ます。

乳酸が生成されると脳下垂体が刺激されて「成長ホルモン」が分泌が促されます。

 

過度な運動は発達段階にある子どもの身体の成長の妨げになりますので、軽い腕立て伏せや腹筋などの無酸素トレーニングとジョギングや散歩といった有酸素運動を組み合わせると効果的です。

 

このように、日々の生活の中で少しの工夫を行うことでより効果的に「成長ホルモン」を分泌することが可能になり、お子様の身長が伸びる要因にもなります。

 

是非、出来ることから始めて、効率良く「成長ホルモン」を分泌させて子どもの成長をサポートしていきましょう!