小学生の子どもの「汚い文字」を改善!遊びの中で楽しく改善しよう!
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ゴールデンエイジという言葉、みなさんはご存知ですか?人間の一生の中で最も運動神経が高まると言われている黄金の時期です。この時期をどう過ごすかでその後の運動能力やスポーツのパフォーマンスにも大きな違いが出てきます。
ゴールデンエイジやプレゴールデンエイジの時期はとにかく神経系に刺激を与える動きや遊びを取り入れることが大切です。実はあまり知られていないのですが、ゴールデンエイジの前後にはプレゴールデンエイジとポストゴールデンエイジという時期があります。これらの時期に、最適な運動や動きを行うことでより運動能力の向上に繋がるのです。
この記事では、運動能力を開花させるために大切な「ゴールデンエイジ」について、手軽に始められる運動やオススメの習い事についてもより詳しく解説していきます。
人生の中で元も運動能力が発達する9歳から12歳頃を「ゴールデンエイジ」と言います。
また、ゴールデンエイジの前の期間を「プレゴールデンエイジ」、後の時期を「ポストゴールデンエイジ」とも言います。運動能力を高めるためには、ゴールデンエイジを含めたこの3つのステップを上手く利用して適正な運動をしていく必要があります。
「うちの子は、すでにゴールデンエイジの年齢を過ぎているからもう手遅れなのかしら?」と不安になっている保護者の方もご安心を!これらの年齢はあくまでパスポート年齢での目安というだけで、子どもの身体の成長のスピードには個人差があります。ですから、目安としている年齢から前後することも大いにありえるのです。
アメリカの医学者であるスキャモンが発表した「発育・発達曲線」をもとにゴールデンエイジ理論を考えてみると、人の神経回路は6歳までに80%、12歳では100%に達していることが分かります。つまり、12歳の時点でほとんどの神経系が完成されていることに値するため、ゴールデンエイジ期に様々な運動経験を通して神経に刺激を与えることが大切と言えます。
ゴールデンエイジの時期に得られることの代表として「即座の習得」があります。
この「即座の習得」とは、目で見た新しい動きを何度か見たり練習をしただけですぐに習得が出来ることを言います。この時に習得した技術や動きは成人してからも忘れることはなく、例えばスキーやサッカーのドリブルなど小さな頃に経験して習得した動きが大人になってからも出来たという経験は皆さんにもあるのではないでしょうか?
見たままの動きがすぐに出来るというのがゴールデンエイジの時期にはあります。
ただ、ゴールデンエイジの時期に即座の習得が出来るようになるためには「プレゴールデンエイジ期」で様々な運動経験をすることがポイントになるのです。
即座の習得をはじめ、ゴールデンエイジの時期に運動能力をより向上させるためにはその前段階となる「プレゴールデンエイジ」の時期の取り組みがとても大切になってきます。
プレゴールデンエイジの時期に多種多様な運動や遊び、動きを経験することでより多くの神経が張り巡らされ、それが後に運動能力に繋がるからです。
ゴールデンエイジ期に運動やスポーツを通して、特に育みたい能力は以下の3つです。
・支持力
・跳躍力
・懸垂力
この3つ能力を伸ばす簡単な方法を紹介します。
1つ目の「支持力」は手押し車などを行い、腕で体を支えられるようにする。
2つ目の「懸垂力」は鉄棒にぶらさがったり、逆上がりをする。
3つ目の「跳躍力」は両手を大きく振りながら手と身体を連動させてジャンプをする
子どもが運動を嫌いになりやすいことの特徴として、体育の授業で出来ないことが多いこと等が挙げられます。しかし、上記の動きが習得できるようになると、体育の授業でも出来ることが増え、身体を動かすことへの抵抗感も軽減できます。その上、他のスポーツを行う際にも役立つので一石二鳥なのです。
ゴールデンエイジの時期は、子ども自身が自分の思うように身体を動かしながらスポーツや運動、遊びを行います。また、先程ご紹介した「即座の習得」も可能な時期になるので、一つのスポーツに絞らずに様々な運動や動きにチャレンジする機会を増やしてあげられるといいですね。ここでは、誰でも簡単に始められる運動や遊びを紹介していきます。
・なわとび
・おにごっこ
・ブレイブボード
・だるまさんが転んだ
・タオルで引き相撲
・ティッシュキャッチ
例えば、「ティッシュキャッチ」は、真上にティッシュを3枚投げ、地面に落ちないようにキャッチをします。この遊びを通して「タイミングをつかむ・周囲の状況の変化に対して動きを切り替える・素早く反応できる・身体をスムーズに動かせる・自分とティッシュの位置関係を認識する」といった(※)コーディネーション能力を身につけることにも繋がるのです。
※コーディネーション能力:身体を巧みに動かし、動作を行う際に神経系と筋肉をスムーズに連動させる能力。定位能力・変換能力・リズム能力・バランス能力・連結能力・識別能力の7種類によって構成されている。
「プレゴールデンエイジ」とはゴールデンエイジの前段階の期間で、年齢としては3歳から9歳頃の神経系が著しく発達する時期を言います。早い子どもでは2歳からプレゴールデンエイジが始まるとも言われいますが、ゴールデンエイジと同様に成長には個人差があるので焦る必要はありません。
神経の発達が5歳で80%に到達することからも、プレゴールデンエイジの時期に様々な運動や動きを経験するかしないかでその後の運動能力に大きな違いが出てきます。
ゴールデンエイジ期でしか得られない「即座の習得」は、その前段階であるプレゴールデンエイジの時期に様々な動きや運動を経験し、神経回路が形成出来ている場合にのみ出現します。ですから、ゴールデンエイジの時期により運動能力を高めたい、即座の習得が出来るようになってほしいと考えているなら尚更プレゴールデンエイジの時期に様々な遊びを通して身体を動かす機会を増やしてあげることをオススメします。
プレゴールデンエイジ期の子どもは、「平衡感覚・空中認知能力・バランス感覚」が著しく発達します。特に未就学児の動きは繊細でキレイな動きというよりかは、大雑把に見えます。小学校に入学する頃になると、少しずつ動きの精度が高まり、スムーズに動けるようになります。この時期に色々な動きや運動を経験することによって神経系が発達します。
この時期は、キャッチボールやリズムに合わせてジャンプをするなど遊びを交えながら「走る・投げる・跳ぶ・蹴る・打つ」といった基本動作を行います。プレゴールデンエイジ期の子どもは非常に高い集中力を持っていますが、継続性はありません。飽きてしまったら、次の遊びに移行していくようにすることで、色々な刺激が入り子ども楽しんで取り組むことが出来ます。まずは、子どもの「楽しい」を優先しながら多種多様な遊びで身体を動かすことを体験させることが大切です。
・かけっこ
・くまさん歩き
・両足ジャンプ
・おにごっこ
・キャッチボール(ボール遊び)
・だるまさんが転んだ
・お手玉を頭の上に乗せて歩く
大きなボールやビーチボールなどを使ってキャッチボールを行うことは、神経系に刺激を与える上で非常に有効的な運動です。キャッチボールを通して、「相手との距離感・ボールを投げる(手から離す)タイミング・ボールを投げるフォーム(姿勢)」といった感覚を養うことが出来るのです。
また、6歳ころからは、身体が成長して少しずつ筋肉が発達してきたり、言葉の理解度も深まるので野球やサッカーなどのルールが必要なスポーツを楽しむことも出来ます。
世界で活躍している日本のアスリートは幼少期にどのような習い事をしていたのか、皆さんも気になりますよね。アメリカではマルチスポーツやダブルスポーツと言って、幼少の頃は季節ごとに取り組むスポーツが違ったり、何種類ものスポーツを並行して行うことがスタンダードです。毎回のことながらオリンピックではアメリカ代表の活躍はすごいですよね。これは、幼少期に様々なスポーツを経験していることで運動能力が向上し、選手としてのパフォーマンスに繋がっているとも言えます。
日本でも、世界で活躍している選手は一種目に限らず複数のスポーツを行っている選手が多いのです。
例えば、野球の大谷翔平選手は野球の他に、水泳やバドミントンを、テニスの錦織圭選手は、テニスの他に水泳、サッカー、野球をやっていました。バスケットボールのNBAでプレーをしている八村塁選手は野球と空手を習い、バスケットボールを始めたのは中学からだったそうです。フィギュアスケートの荒川静香さんも水泳・体操・フィギュアスケートを習っており、水泳では6歳までに4泳法全てを泳げるようになっていたそうです。
また、アテネ五輪に出場した水泳選手の中には、中学まで甲子園を目指して野球に励んでいましたが、高校から水泳を本格的に始めてオリンピック出場を掴んだという選手もいました。
一つの物を極めるなら、一つのことに打ち込むべき!という考えも間違ってはいないのですが、全身に神経回路をつくるという意味でも出来るだけ色々な運動や動きを取り入れることが将来的に大きな花を咲かせるキッカケにもなるのです。
ゴールデンエイジの時期に運動能力を向上させるためには、親のサポートが絶対的に必要です。まずは、その一歩として子どもが運動経験を増やせる機会や環境を整えてあげることが大切です。公園に行けば、遊びがてら運動が出来るのでは?と思う方もいると思いますが、昔に比べるとサッカーや野球などボールを使った遊びや木登りなどを禁止している公園が増えています。安全面も考えると、治安によっては子どもだけで遊ぶのも危険が伴ったりしますよね。
また、運動神経や運動能力を高めるために習い事をさせたいと考えている保護者の方も多いのではないでしょうか?
運動系の習い事をする時は、出来るだけ一種類に絞らないようにすることが大切です。
野球やサッカー、テニスも子どもたちには人気のスポーツです。近年ではダンスやスケートボードを習っている子供も増えてきました。子どもが興味や関心を示した習い事をやらせてあげるというのも子どもがスポーツを好きになる上では大切なことですね。
ゴールデンエイジの時期はもちろん、プレゴールデンエイジの時期の子どもにもオススメの習い事として「全身を使った動き」ができる水泳や体操があります。スイミングスクールや体操教室では、3歳前後から入れるスクールを開催しているところも多いので体験レッスンなどを受けてみるのも良いですね。まずは、全身運動を通して神経に刺激を与えられるよう経験を増やしていくことが重要です。
とは言っても、習い事は送迎が大変だったり、子どもが周囲と比較されてしまう、人見知りで馴染むのに時間がかかるといった悩みを持っている保護者の方もいらっしゃいますよね。
「へやすぽ」では、自宅にいながらオンラインで多種多様な動きをバランスよく体験することができます。親子で一緒に身体を動かし、コーディネーション能力を意識した運動が毎回取り入れており、基礎体力や運動感覚を育める内容になっているといった特徴があります。
レッスンを通して得られた成功体験とコーチから褒められることで、子どもの自己肯定感が生まれ「もっと頑張りたい!」という前向きな気持ちが育まれます。子どもが運動を楽しみながら取り組めることが継続するうえでは何より大事なことであり、尚且つ自宅で手軽にできるというのも嬉しいポイントですよね。
「へやすぽ」のご紹介はこちから⇒https://papamo.net/official/
ゴールデンエイジとは、人間の一生の中で最も運動神経が高まると言われている9歳から12歳頃までの黄金の時期です。
この前段階の時期であるプレゴールデンエイジとこのゴールデンエイジの期間に出来るだけ多くの動きや運動、スポーツに取り組み運動経験を増やすことで、将来的な運動能力やスポーツのパフォーマンスが大きく変わってくるとても大切な期間です。
また、プレゴールデンエイジの時期に、遊びを通して身体を動かしておくことで全身に神経回路が形成されます。その結果として、ゴールデンエイジで「即座の習得」が可能になり、初めて見たものを数回やっただけで習得することが出来るのです。
プレゴールデンエイジ・ゴールデンエイジの時期は、習い事も一つにスポーツに絞らずに様々なスポーツや動きを取り入れることが大切です。中でもプレゴールデンエイジの時期は全身運動となる水泳や体操を行うことは有効です。水泳は全身を使って泳ぐので、運動能力の向上にも繋がりやすく、世界で活躍している日本のアスリートでも習い事で水泳をやっていたという選手は多いといった特徴もあるほどです。
昔のように公園で気軽に鬼ごっこをしたり、ボールを使って遊べるといった環境が減少しているからこそ、子どもの運動経験を増やすためには親のサポートが必須となります。
まずは、子どもの興味や関心があることから取り組んでみて、慣れてきたら沢山の遊びや運動、スポーツの体験を増やしてみることから始めるのも良いですね。