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運動のコツ

二重跳びが絶対跳べるようになるコツとは?

二重跳びが絶対跳べるようになるコツとは?

縄跳びが上達すると、子どもが挑戦したくなるのは二重跳びですよね。ですが練習をしても上手く跳べず、保護者もどう教えていいか分からない方も多いのではないでしょうか。

それもそのはず二重跳びは今までの跳び方より、高く跳んで速く縄を回さなければ跳べないので、慣れるまでに時間がかかります。

今までとは異なるリズムや姿勢など、難しいポイントも多く、苦戦する子どもたちも多いのです。

ですが、二重跳びを練習できるくらいの子どもたちは、縄跳びの基礎や技術がある程度身についているので、練習を重ねてコツを掴むことができれば必ず跳べるようになります。

今回は二重跳びが跳べるようになるコツや、分かりやすい教え方もご紹介します。

二重跳びの練習ステップ

二重跳びを練習する前に、必ず縄の持ち方や長さを確認してください。縄が適切でないと、上達に繋がらないこともあります。

縄の長さの目安は、縄の中央を踏んでひじを曲げて脇を締めて持ったとき、縄がピンと張るぐらいを目安にしてください。二重跳びは速く回すことが重要になるので、目安より少し短めでも良いです。

子どもが跳びやすい長さに調整しながら練習に取り組んでみてください。

縄跳びの持ち方は、リモコンを持つように持ちましょう。小指まで力が入るように持つことを意識してみてください。

縄の確認が済んだ方は、基本の練習ステップを見ていきましょう。

ステップ1 正しい姿勢で跳ぶ

いきなり二重跳びの練習を始めるのではなく、正しい姿勢で跳ぶ練習から始めましょう。

一跳躍一回旋で跳ぶことができていても、姿勢が正しくないと、縄がきれいに回らずに引っかかる原因となってしまいます。

背筋が伸びていて、目線がまっすぐで跳べるようになれば、次のステップに進んでみてください。

ステップ2 高くジャンプする練習

正しい姿勢で跳ぶことができたら次は、高くジャンプする練習です。

まずは感覚を掴むために、縄を持たずに1.2.3.4(いち、に、さん、よーん)のリズムで跳んでみましょう

この練習のポイントは、高いジャンプは太ももを上げること、つま先から着地をすることです。

2つのポイントを意識して練習に取り組んでください。

高くジャンプすることに必死で、背中が丸まっていたり、着地が雑になっていたりしていたら、優しく教えてあげてくださいね。

ステップ3 縄を持って速く回す練習

縄を片手に持って、ジャンプしながら速く回す練習です。

高いジャンプに合わせて、縄を二回旋できるように回してみてください。

この練習で、縄を速く回す感覚を覚え、ジャンプとのタイミングを合わせましょう。

片手で回し、タイミングがあってきたら必ずもう片方の手でも練習をしてください。

両方の手で、感覚やタイミングが掴めるようになったら、両手で二重跳びにチャレンジしましょう!

二重跳びが上達する4つのコツ

二重跳びの基本の練習ステップがわかったところで、上達の近道になるコツや技術を補う練習法をご紹介します。

4つのコツさえ理解して、練習を重ねることができたら必ず跳べるようになります。

最初は上手に跳べなくても、諦めずにコツを意識して取り組んでみてくださいね。

姿勢の保ち方

正しい姿勢で跳ぶことが大事である二重跳びですが、跳ぶことや縄を回すことに必死になってしまいがちです。

特に練習を始めたての頃は、姿勢が保てず引っかかってしまうことが多いのではないでしょうか。

そのような失敗をしないためのコツは、目線です。

子どもの目線の先にある、目印を一つ決めて跳ぶことを意識して跳んでみましょう。

目印を一つ決めることで、姿勢が前かがみになりにくくなります。

目印を決めて同じ場所で練習を繰り返すと、より反復練習の効果があがりますよ。

空中で二回拍手する

縄を回すタイミングが掴めないときは、空中で二回拍手する練習に取り組んでみてください。

簡単そうな練習に見えますがこの練習では、空中で二回、回すタイミングを掴むことができます。

練習ステップ2の高くジャンプする練習と合わせてみると、より子どもが覚えやすくなるのでおすすめです。

空中で二回拍手する練習が上手になると、次は太ももを二回叩く練習にステップアップしてみましょう。太ももを叩くためには、太ももを高く上げながらジャンプすることが必要になってくるので、ジャンプとタイミングの二つの練習を同時にすることができます。

保護者の方も一緒にやってみて、どちらが速く叩けるかなど遊びの要素も取り入れながら、楽しい練習ができるよう工夫してみてもいいですね。

バランス感覚を片足跳びで養う

練習を重ねているとだんだんと重心がぶれたり、バランスを崩して引っかかったりと、練習中につまずいてしまうこともありますよね。

つまずいたときは、片足跳びでバランス感覚を補ってみてください。

二重跳びの練習から気分を変えることもできるので、練習の合間に片足跳びで遊んでみると、子どもも楽しく練習を続けることができます。

片足跳びが上手な子どもには、片足あや跳びなど縄跳びのレパートリーを組み合わせながら練習すると、より効果的な練習になります。

子どものレベルに合わせて練習に一工夫、加えてみてください。

軽い縄に変えて感覚を掴む

何度練習しても、跳べないときは縄を変えてみることも一つの方法です。

子どもにとって縄が重すぎると、速く回せずに跳べないこともあります。

縄跳びのおすすめの材質は、ワイヤーロープです。

ワイヤーロープは、金属のワイヤーを使った縄跳びです。他の素材に比べて、細いですがある程度の重さがあるため、遠心力があり速く回すことができます。

ただしワイヤーロープを使う場合は、屋外では使用しないでください。地面に擦れてコーテイングが剥がれ、金属がむき出しになる可能性があるため非常に危険です。

安全性が保障されている商品もあるので、どうしても上達しない場合はワイヤーロープがおすすめです。

わかりやすい教え方やアドバイスの仕方とは?

子どもが練習しているけれど、どうやって教えたらいいのかわからなくて悩んでいる保護者の方も多いことでしょう。大人になると縄跳びに触れる機会はほとんどないので当然のことです。

そんな方の為に子どもが上達できるよう、幼稚園や幼児体育指導者が実際に行っている、教え方や関わり方をご紹介します。

できていなくてもたくさん褒める

技術的なことではありませんが、褒めることは一番大事なことです。

子どもにとっては頑張りを認めてもらうことが一番嬉しく、縄跳びの上達にも繋がります。

褒めてもらうことで、子どものやる気が向上し自分から練習を重ねるようになるからです。

褒めるときは、「上手に跳べているね」というような抽象的な褒め方ではなく、「縄の回し方が上手だったよ」と具体的にできているところを褒めてあげると、より効果的です。

子どもだからこそ、少しオーバーリアクションで褒めてみてください。褒められることで、客観的に凄いことだと自覚し、縄跳びだけでなく自分に自信を持てるようになります。

具体的に褒めることは、幼児教育において大切なことでもあるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

数を数えてリズムをとってあげる

二重跳びで難しいポイントはリズムです。

練習ステップ2でお伝えした、1.2.3.4(いち、に、さん、よーん)を保護者の方も一緒に言うことで、リズムやタイミングを正確に捉えることができます。

基本の練習ステップを終えても、始めの頃はリズムをとってあげると早く覚えることができるので上達の近道ですよ。

同じところで跳べるように丸を描く

二重跳びは正しい姿勢を保つことや、バランスを保つことが重要です。

そのためには、同じ場所でジャンプすることがポイントなので、地面や床に丸を描いてあげてください。その中で、跳ぶことを意識できるようになると、自然と姿勢やバランスを保つことができます。

丸があると視覚的にわかりやすく、子どもたちは練習がしやすくなるのでおすすめです。 

まとめ

二重跳びは縄跳びのなかでも、子どもたちにとっては難関です。

難しいポイントが多く、反復練習がカギになります。保護者の方も一緒に二重跳びのコツを理解して、根気強く練習に取り組んでみてください。

二重跳びができるようになることだけでなく、練習の過程も大切な経験です。

できていなくても子どもたちをたくさん褒めてあげることや、気分転換や休憩などをはさみながら楽しく練習をすることが、子どもたちにとっては重要なのです。

縄跳びは楽しい、という初心を忘れずに二重跳びにチャレンジしてみてくださいね。