小学生の子どもの「汚い文字」を改善!遊びの中で楽しく改善しよう!
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体育の授業でマット運動は好きでしたか?
様々な技に挑戦して達成できれば嬉しく思う反面、できない技があると不安に思ってしまいますよね。
小学生で最初につまずきがちな技と言えば、後転です。
後ろへ回転する恐怖や練習中に痛みを感じてしまった場合、克服できず落ち込んでしまうお子様も多いのではないでしょうか。
後転の後には開脚後転や伸膝後転など発展的な技を練習するので、できないままだと学校での授業についていけなくなってしまう恐れも…。
けれども、我が子に後転を教えるとなるとどうやって教えればいいのかと悩んでいませんか?
そこでこの記事では、後転について上手くできない原因をまず紹介しています。
さらに、上手に後転できるようになるためのコツと練習方法も分かります!
ぜひ最後まで読んでみてください。
苦手意識をもってしまい、後転なんてできないと感じる原因はどこにあるのでしょうか。
教わった通りに練習しても、ポイントを押さえられていないと着地ができなかったり、上手に回転できず首や頭を痛めたりしてしまいます。
実は上手に後転ができない理由を簡単に言うと、回転不足です。
ほとんどの場合、上手に後ろへ回転できておらず勢いが足りていません。
そこでまずは、後転するときにやりがちな間違った姿勢を紹介していきます。
照らし合わせてみると、自己分析ができて修正しやすなりますよ!
回転する方向に背を向けて、後ろに回転しながらマットに両手をつきます。
手のひらを広げて両手でマットを力強く押すことで、回転力がアップします。
「手のひらがマットにつかない」と言っているお子様はいませんか?
どのように手のひらをマットにつけばいいのか、どのタイミングで両手でマットを押せばいいのか分かりませんよね。
お子様がまず、手でマットを押せているかいないかしっかり確認してあげましょう。
回転するときに足が上へ向いてしまうと、後方へ上手く回れません。
さらに、首や頭に体重がかかり痛めてしまう恐れがあります。
後ろへの回転に対して恐怖心が芽生える原因にもなりますよね。
お子様がマットに手をついて回転するときに、足がどこに向いているのかチェックしてあげましょう。
自分自身では後ろへ回転する感覚が分からず、足がどこへ向いているか意識できないかもしれません。
安全に気を付けながら、動画撮影して客観的に確認するのもおすすめですよ!
先ほど、後転が上手にできない理由は回転不足によるものだと紹介しました。
マットに手をついて回転する際に、ひじが外側に向いてわきが開いていると上手く回転できません。
手はマットについているのに、回転しにくいと感じていませんか?
ひじが外側へ向いていることが原因かもしれません!
最後の着地で、ひざをついていませんか?
正しい姿勢では、足の裏をついて着地します。
ひざから着地してしまう原因は、回ったときの姿勢が関係しています。
回転する際の目線に注目して観察してあげましょう。
目線がおへそを見ていれば体が回りやすくなり、回転に勢いがつきます。
文部科学省『第三章 技の指導の要点』より、後転は接転技の中のひとつとして紹介されています。
後転とはマットへお尻、腰、背中、首、後頭部の順に接触しながら回転する技です。
それでは後転のやり方を紹介していきましょう。
1マットに背を向けしゃがみこむ。
2勢いよく後ろに倒れ、頭がマットに触れる直前にブレーキをかけ両手でマットを押す。
3足をふりあげて後ろにのばし、両足で着地。
上記の基本的な説明だけでは、上手に後転ができない方もいますよね。
続いて、上手に後転ができるために意識するべきポイントを解説します!
ちょっとしたコツで、回転しやすくなるので要チェックです。
後転が上手にできないお子様、我が子に教えたいという方に必見の内容です。
ぜひ実践してみてください。
1手は耳の横で大きく開き、あごを引きおへそを見て体を丸める。
2回転後、わきを閉めて両手でマットを強く押す。
3お尻を上げて足を後ろへ伸ばす。
この3つのポイントを意識して、練習を繰り返せば上手に後転ができるようになりますよ。
ぜひ実践してみてください。
後転に対して「後ろへ回転するのが怖い」、「失敗して痛かったから苦手」と苦手意識が芽生えている場合、無理に練習しては逆効果になります。
そのためここでは、後転に必要な動作を練習しつつコツがつかめる練習方法を紹介!
ご家庭で練習する場合は、安全には気を付けて実践しましょう。
ゆりかごは、体操座りのまま背中を丸めて前後に揺れる技です。
この技を練習すると、後ろへ倒れる感覚がつかめます!
あごを引いておへそを見ながら揺れると、体が丸まりやすくなります
後転する上で、基礎的な動作を練習できる初歩的な練習方法ですね。
仰向けになり手で腰を支えながら、足を上へしっかり伸ばす技です。
足をしっかり伸ばして、姿勢をキープする際に全身の筋肉を使います。
さらに背支持倒立から足を頭の方へ倒す動作まで練習すれば、後転の回り始める体勢に似た状況下になります。
首を痛めないように、あごは引いておへそへ目線を向けられているか確認してあげましょう。
後転の動作に慣れてきたら、家ではお布団を3枚ほど重ねて坂道(スロープ)を作りましょう。
傾斜が急だと回転時の速度が上がり危険なので、緩めにして必ず保護者と一緒に練習してくださいね。
後転は回転の勢いが必要な技ですが、どうしても失速してしまいます。
回転しにくいと感じている方にとって、坂道での練習は傾斜を利用して反動がつき、回転後も勢いが保てるのでとてもおすすめです!
後ろ向きに回転して、着地までできるようになったら坂道なしで挑戦してみましょう。
回転する感覚が身についているので、坂道で練習する前よりきっと上達していますよ!
前転と比べると後転は、回転時にスピードが弱まってしまい上手に回転できず、難しいと感じやすい技です。
けれども、家で練習する際に保護者の方が補助に入り、回転時にサポートする方法もあります!
「補助って難しくないの?」と感じる方もいるとは思いますが、ポイントさえ押さえれば簡単にサポートできます。
補助では、お子様の腰を両手で支えて、回転と着地の手助けをします。
後転したときにお子様の頭がマットにつく位置にスタンバイして、回転時に腰を持ち上げる感覚で支えてあげます。
徐々に支える力を弱めて、お子様自身の力で回転と着地ができるように練習しましょう!
補助として練習に参加してお子様と一緒に取り組むことで、親子間の会話も生まれます。
お子様との絆も深まる練習方法なので、ぜひ実践してみてください。
マット運動の後転が上手にできない原因の分析から、コツと練習方法まで紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
日常生活で後ろへ回転する機会は、めったにありませんよね。
恐怖心を感じるのはもっともです。
後転に対して苦手意識が芽生えても、基礎的な技を繰り返し練習して慣れていけばだんだん挑戦できるようになります。
体操教室へ通えない方や、親子で一緒に練習する方法が知りたい方などぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。
親子で一緒に練習して後転ができるようになったら、お子様の頑張りをたくさん褒めてあげてください。
少しでもこの記事がお役に立てれば幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました。
参考文献
・文部科学省『小学校学習指導要領解説 体育編』
・文部科学省『第三章 技の指導の要点』
https://www.mext.go.jp/component/a_menu/sports/detail/__icsFiles/afieldfile/2016/01/27/1356131_6.pdf