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子供が寝ない…実は昼間の刺激が原因かも!?今日から試せる寝かしつけ対策

子供が寝ない…実は昼間の刺激が原因かも!?今日から試せる寝かしつけ対策

子供が夜寝ない、寝かしつけに時間がかかってイライラする…。このように子供の睡眠に困っている親は多いはずです。寝るのが遅いと発達に影響があるのでは?と不安に思う方もいるでしょう。

子供が寝ない原因は昼寝のタイミング、テレビやスマホの影響など様々です。また日中に刺激を与えすぎると寝つきにくくなるともいわれています。子供のうちから規則正しい生活を送ることは、心にとっても体にとっても重要です。

この記事では子供が寝ないと悩む方に向けて寝かしつけのコツを紹介します。すぐ試せる寝かしつけの対策もあるので、ぜひ今日から取り入れてみてください。

子供が寝ない原因

子供が寝ない原因は昼寝のタイミングだったり、そのときの機嫌だったりと子供によって様々です。大人で寝つきが悪い人もいるように、子供によっては寝つくまでに時間がかかる子供もいるかもしれません。ここからはどうして子供が寝ないのか、考えられる3つの原因をみてみます。

生活習慣の乱れ

まず原因の1つとして、生活習慣が乱れてしまっている子供が多いということです。寝る直前までテレビやスマホをダラダラ見ていると、就寝時間がどんどん遅くなってしまいます。テレビなどの画面から発光されるブルーライトは睡眠の質を下げ、眠りに良くないという話を聞いたことがある人もいるでしょう。子供に限らず大人にとっても寝る直前のテレビやスマホは良くありません。

また、共働き家庭では親の生活リズムに合わせることで、自然と夜更かしになっている場合もあります。夜ご飯やお風呂の時間が遅くなると布団に入る時間も遅くなり、睡眠時間が短くなっていることがあるのです。

子供たちは夜しっかり眠れなくても朝は時間通りに起きて、学校に行かなければなりません。睡眠不足だと早起きができなくなったり、休日に寝だめをしたりと悪循環に陥ってしまいます。

日中の刺激の強さ

旅行をしたりたくさんの人と会って遊んだりと、普段と違うことをすることで子供の神経は興奮状態となります。日中の刺激が強すぎると夜になっても興奮が冷めず、寝ないことがあるのです。夜ぐっすり寝てもらおうと大きな公園やショッピングモールなどへ行ってたくさん遊ばせようと考えている人も多いでしょう。しかし、いつもと違うことをすることで子供がたくさんの刺激を受けてしまい、逆に寝つきが悪くなることもあります。

昼寝のタイミング

まだ小さい子供だと昼寝が必要です。しかし夕方に近いときや長時間の昼寝は夜の睡眠に影響してしまいます。昼寝の時間やタイミングが合わず、深夜まで子供が寝ないという経験をした人もいるかもしれません。昼寝をしたときはできるだけ午後3時頃には起こすように意識しましょう。

お昼ご飯のあともなかなか寝てくれないというときは、昼寝をさせないことも手段の1つです。しかし子供によっては夜まで体力がもたず、夜ご飯やお風呂のときなどのタイミングで寝てしまう可能性があります。昼寝をしなかった日はご飯の時間を早めたり、先にお風呂に入ったりしてすぐに寝られる準備を整えておくのがおすすめです。

子供がなかなか寝ないとどうなる?

早く寝ないと睡眠不足になり、大人でも日中眠くなったり体がだるく感じたりする人もいるでしょう。ましてや成長期の子供にとって睡眠は健康な体をつくるためにとても大切です。

では、子供が早く寝ないとどのようなことが引き起こされるのでしょうか。

肥満を引き起こす

睡眠時に分泌される成長ホルモンが不十分だと肥満をまねく可能性があります。体の発育に重要な成長ホルモンは深い眠りによって分泌されます。しかし睡眠不足だったり、睡眠の質が悪かったりすると十分に分泌されません。さらに成長ホルモンには脂肪を分解する作用があるともいわれているので、睡眠時間が短い子供は肥満になりやすくなるのです。

また睡眠不足は交感神経が活発化することでインスリンの働きが悪くなります。そのため血糖値が上がりやすくなり、肥満だけではなく糖尿病や高血圧のリスクも高まります。

不機嫌になりやすい

寝不足で眠いときに無理やり起きると不機嫌になることがあるでしょう。夜更かしをしても学校に行くために朝は早起きする必要があります。すると日中に眠気がきてしまい、授業に集中できなかったり、体がだるく感じたりすることがあるかもしれません。しっかり睡眠をとることは体の発育はもちろん、精神的にも影響するのです。

寝ない子供を寝かせる3つのコツ

ここからは子供を寝かしつけるときのコツを3つ紹介します。子供がぐっすり寝るためには寝室の環境や子供の心の安定が重要です。寝付きの悪さに困っている人はぜひ試してみてください。

環境を整える

寝室は暑すぎたり寒すぎたりしていませんか?一般的に夏場は26℃〜28℃、冬場は20℃〜23℃が子供にとって快適な室温とされています。また子供は大人より少し体温が高めです。寒くなる冬場はつい厚着をさせてしまいがちですが、子供にとっては暑い可能性があります。汗のかき具合を見て、パジャマや布団を調整しましょう。

体に触れる

スキンシップは子供の心の安定につながります。添い寝を通してぬくもりやにおいを感じ、リラックスした状態で入眠することができるのです。密着することで聞こえる心臓や呼吸の音は落ち着きを与え、さらに眉間を撫でてあげると眠りやすくなるともいわれています。そのほかにも手を繋いだり背中をトントンしたりして、子供が安心して眠れる雰囲気をつくってあげましょう。

入眠儀式をつくる

入眠儀式とは寝る前の行動のことです。毎日同じ行動を習慣化させることで、入眠へと導きます。例えば寝る前には絵本を読む、お気に入りのぬいぐるみを寝室へ持って行くなど寝ることは楽しいと感じられることが大切です。入眠儀式に正解はないので、子供が安心したり落ち着いたりできることを決めて毎日繰り返してください。

今日から試せる寝かしつけの具体例

寝室の環境を整えてもなかなか寝ついてくれないときもあるでしょう。そんなときに試してほしい寝かしつけの方法を紹介します。

音楽を流す

子供がリラックスできるような音楽を流すことで心地良い眠りを誘います。クラシックやオルゴール音、川のせせらぎなど気持ちが落ち着く音楽を流してあげましょう。また赤ちゃんの場合は胎内音もおすすめです。お腹にいたときの音と似ているため安心することができます。逆にアップテンポの曲や子供の気分が上がる音楽だと、目が覚めてしまうかもしれないので注意が必要です。

プロジェクターを利用する

プロジェクターは絵本や童謡、キャラクターなど子供向けの映像を映し出すことができます。子供の興味をひくことができるので、寝室に行きたがらない子供にぴったりです。光を直接見るテレビやスマホとは違い、ブルーライトの影響を心配する必要もありません。ちょうどいい光と眠気を誘う映像を流すことで、子供の入眠を助けます。

ルーティンを決める

寝るまでのルーティンを決めておくと、子供が次に何をしたら寝る時間なのかがわかりやすくなります。時計の読める子供ならば時間で決めることができますが、そうでなければ寝るまでの見通しをもつことができません。いきなり寝る時間になったからと遊びを中断させられると、子供も納得することが難しいでしょう。子供が寝るまでのことを考えて行動できるように、ルーティンを確立しておくことがおすすめです。決まった時間に歯磨きをしたり、テレビや部屋の電気を消したりと、同じ順番で習慣化させてみましょう。

まとめ

子供が夜寝ないことは親にとって永遠の課題です。友だちの子はすぐ寝るのに、上の子あるいは下の子のときはすぐ寝たのにと比べてしまうことだってあるかもしれません。しかし寝かしつけのたびに親がイライラしてしまっては、子供も察知してしまいます。日中の刺激かな?朝が遅かったせいかな?と原因を探ってみましょう。もちろん子供それぞれ個性があるので、思った通りにいかないこともあります。自分の子供に合った寝かしつけ方法を見つけてください。