小学生の子どもの「汚い文字」を改善!遊びの中で楽しく改善しよう!
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親はいつでも子どもが健康に育っているかどうかが気になるものです。すくすく大きくなってほしいと願う反面、大きすぎても心配になるという方もいるでしょう。実際、近年では子どもの肥満や痩せが問題となっています。特に肥満は大人になってさまざまな病気を引き起こす可能性があるので注意が必要です。
また、思春期になると自分の体が気になって無理なダイエットをし、不健康な痩せ方をする子どもも少なくありません。
ここでは子どもの平均体重や肥満と痩せの原因について紹介します。子どもの体重が心配になったときのチェック方法もあるので、気になる方は母子手帳などを見て参考にしてみてください。
子どもの体格が大きすぎたり小さすぎたりすると、成長に何か問題があるのでは?と心配する方も多いでしょう。親はいつでも子どもが健康にいてくれることを願うものです。
しかし気にしすぎるあまり、子どもに対して過干渉になったりナイーブになりすぎたりするのもよくありません。では、子どもの体重が気になったらどうしたらいいのかをみてみましょう。
発育曲線は母子手帳にも掲載されている成長の推移を表したグラフです。子どもの身長や体重、頭囲からどのくらい大きくなったのかがわかります。この発育曲線には色のついた範囲があり、子どもの健診などではその範囲内にいるかどうかをチェックした方も多いでしょう。
そして範囲から外れていると、太っているのかな?痩せているのかな?と不安になった方もいるはずです。
色のついた範囲は全体の94%の子どもが入る範囲を示したものと言われていて、小さめの子から大きめの子までさまざまな体格の子どもが含まれます。そして発育曲線に沿って成長していれば何も心配はいりません。例えば大きい子は身長も高い、逆に小さい子は身長も低いというように体のバランスがとれていることもあるのです。
そのため、範囲から外れているからといってその子の発育に問題があるということにはなりません。
発育曲線を見るときは体重ばかりに目を向けるのではなく、身長とのバランスや数ヶ月単位での成長の推移からチェックしてみましょう。
親から見ると子どもはいくつになっても子どもですが、ある程度の年齢までいくと見守ることも大切です。特に自分の体を気にし始める頃には、親の干渉が逆効果になる場合があります。小さいときは食事や運動などを子ども自身がコントロールすることは難しいものです。
しかし年齢があがると自分の体を自分で管理するようになっていきます。親がいつまでも口出ししていると、子どもにとってストレスになる可能性があるのです。そんなときは親も一歩離れて成長を見守り、何かあれば手を差し伸べてあげられる存在でいてあげてください。
現代社会ではスマホやパソコンで何でも調べることができます。
しかしそのネット情報を全て鵜呑みにし、信用しすぎるのは注意が必要です。ネットに書かれている情報は100%正しいとは限りません。特に子どもの体格は個人差が大きく、家庭によって育て方もまるで違います。自分の子どもと比べて余計に不安になったり、知りたくない情報まで知ったりすることもあるのです。
情報過多の今の時代で本当に自分にとって必要な情報は何かを考え、ときにはスマホやパソコンから離れることも大切です。
ここからは子どもの平均体重と推移についてみていきましょう。最近では背の高い子や体格の良い子どもが昔よりもたくさんいるように見えます。
しかしその反面、痩せ気味だったり肥満だったりする子どもも問題視されているのです。
文部科学省が実施している「学校保健統計」によると、体重の平均値は平成10年度〜18年度がピークとなっています。
そしてその後は横ばいか年齢によっては減少傾向です。親世代のときよりも食事や運動など子どもの生活が変化することで体重が増える子どもがいる一方、痩せ気味の子どももまた目立ってきています。
令和2年度に文部科学省が実施した「学校保健統計」によると、全年代で体重が増加していることがわかりました。肥満傾向にある子どもと痩せ気味の子ども、どちらも増えています。近年では新型コロナウイルスの影響により、大人はもちろん子どもの生活も一変しました。自粛生活を余儀なくされたことが大きなストレスとなった可能性もあるのでしょう。
前述した通り、最近では肥満や痩せている子どもが増えています。新型コロナウイルスの影響はもちろん、食生活や運動習慣の変化などさまざまな要因が重なって引き起こされているのです。子どもの肥満は大人になって生活習慣病などの病気になりやすく、痩せすぎもまた健康を脅かす原因になります。
では、なぜ肥満や痩せが増加しているのかをみていきましょう。
子どもの肥満の原因は主に運動不足です。運動せずに食べてばかりいては、子どもでも太ってしまいます。
また、ファーストフードや甘いお菓子など、昔に比べて食の欧米化が進んだことも要因の1つです。
子どもの運動不足は世界的にも問題になっています。スマホゲームや動画サイトなど、家での遊びが増えたことが理由の1つです。特に近年では新型コロナウイルスの影響により自粛生活が続いたことで、ゲームやテレビの時間が増加した家庭も多いでしょう。気軽に友だちと遊べなくなったり公園が減ったりと、外で遊ぶ機会がなくなっているのです。
偏食や朝食を抜くといった欠食、ファーストフードを好むなど不規則な食生活は肥満を引き起こす原因となります。丈夫な骨や筋肉を作るためにはバランスの良い食事が必要不可欠です。
また、勉強に集中したり元気に過ごしたりと食事は精神的な健康にも影響を及ぼします。偏った食事や欠食は肥満を引き起こすだけではなく、心や体の発育にも影響を及ぼす可能性があるのです。
現代では早寝早起き、適度な運動やバランスの良い食事といった規則正しい生活習慣ができていない子どもたちが多くみられます。夜遅くまでゲームやスマホを見ることで寝る時間が遅くなるという子も少なくありません。
また、習い事をしていたり共働き家庭で夜ご飯の時間が遅くなったりすることで、必然的に早寝ができない子もいるでしょう。寝る時間が遅いと朝起きられなくなり、時間に余裕がないことで朝食を抜くといった悪循環になります。
肥満の子どもが増えている一方で痩せ気味の子どももまた問題視されています。特に思春期になると自分の体が気になってダイエットをしたり、モデルのような体型を目指したりすることで適正体重よりもっと痩せたいと思う子どもも少なくありません。無理なダイエットは貧血や無月経を引き起こすことがあります。また痩せの原因はダイエットをしたことに限らず、体質や摂取カロリーが少ないなどほかの要因も考えられるので子どもに合わせた対処が必要です。
未熟な体である子どもは栄養を十分に吸収できないことがあります。たくさん食べていて健康に育っていても体重がなかなか増えず、痩せている子どももいるでしょう。この場合、体質的に太ることができない可能性があります。
体の小さい子どもは1回の食事量が少なかったり、すぐにお腹がいっぱいになったりしてしまいます。こういった少食の子どもは必要な栄養を十分に摂ることができないのです。それでも子どもは運動したり遊んだりしてカロリーをすぐに消費することで、痩せやすくなってしまいます。
食事量をしっかり摂れない少食だったり、摂取するより消費するカロリーの方が多かったりすると、子どもが痩せてしまうことがあります。子どもは勉強や運動、友だちと遊ぶことで頭や体をたくさん使っています。例えばしっかりご飯を食べていたとしても、消費カロリーの方が多ければ痩せる可能性があるのです。子どもに合わせて適度な間食を取り入れ、必要カロリーが不足しないようにしてあげましょう。
近年では子どもの肥満と痩せが懸念されています。特に子どもの肥満はそのまま放っておくと、大人になっても肥満になってしまう可能性があるのです。中でも肥満の理由の1つにあげられる運動不足は深刻な問題となっています。ではなぜ子どもたちは運動不足になってしまったのか、原因を探ってみます。
スクリーンタイムとはテレビやスマホ、ゲームなどの画面を見ている時間のことです。小学校低学年からスマホをもち、動画サイトで好きなアニメをいつでも見ることができる現代社会ではこのスクリーンタイムの時間がとても増えています。
また、最近では自分の家にいながら友だちとゲームができるオンライン通信が普及しているので、友だちの家へ遊びに行かなくてもいいのです。その結果、家で過ごす時間がどんどん長くなり運動不足を引き起こしてしまいます。
スクリーンタイムの増加に加えて、公園の減少や習い事などで体を動かすこと自体が減ってきています。一昔前までは学校が終わったら友だちと公園へ行ったり、外で遊んだりすることが多かったのではないでしょうか。
しかし、現代ではスマホやゲームの普及、塾などの習い事をする子どもが増加しています。外で元気に体を動かす機会が減少しているのです。また子どもが外で安全に遊べる環境が少なくなっているのも原因の1つといえます。
新型コロナウイルスの蔓延により私たちの生活は大きく変わりました。感染防止のため自粛生活が余儀なくされ、休校措置がとられた学校もあります。さまざまなところで制限されたことにより、子どもたちの活動の幅が狭まって運動不足に拍車がかかったのです。
子どもが生まれてから親の心配はつきないもの。特に健康に育ってほしい、大きく成長してほしいと願うのは親として当然です。私たちが子どものときと比べると、子どもを取り巻く環境は大きく変わっています。
肥満や痩せすぎ、運動不足など大人と同じようなことが子どもに起こっているのです。子どもの体重が気になったらその原因を理解し、ときには見守りながらも子どもに合わせて対処していきましょう。