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運動のコツ

腹筋で運動能力に差がつく!運動が苦手な子どもに必要なトレーニングとは

腹筋で運動能力に差がつく!運動が苦手な子どもに必要なトレーニングとは

親にとって日々成長していく子どもの姿をながめるのは嬉しいものですよね。公園で走ったり、物によじ登ったり、年齢が低い子どもは特に、目に見えて成長がわかることが多いです。

 

しかし、中には「フラフラと走る」「よく転ぶ」「ねこ背が気になる」といった点が気になるお子さんもいますよね。うちの子は運動が苦手なのだろうかと不安な方は、子どもの腹筋に注目してみましょう。お子さんでも腹筋を鍛えることで、体を支える力が増し、安定して体を動かせるようになります。

本記事では、子どもの運動能力について心配に思う方へ向けて、腹筋を鍛えるメリットと、年齢に適したトレーニング方法についてご紹介します。

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運動に大切な基礎ポイントは腹筋にあった⁉

「腹筋を鍛える」と聞くと、ムキムキな6パックのようなお腹になることをイメージされる方が多いと思います。

 

しかしお子さまの運動能力に関して大切な腹筋とは、体の奥にあるインナーマッスルと呼ばれる部位です。

 

インナーマッスルには、関節を安定させる、きれいな姿勢を保つ、内臓を支えるといった大切な役割があります。体の表面にあるアウターマッスル(6パックのヤツです)をうまく使うためにはインナーマッスルを鍛えると効果的です。

例えば、建物を建てるときに、いきなり壁や屋根などの外観を作るのではなく、基礎から作り始めますよね。基礎がしっかりしていないと、いくらきれいな外観でも、すぐに崩れてしまいます。まさしく欠陥住宅です。

 

うまく体を動かせないお子さんも同じです。基礎となるインナーマッスルが鍛えられないと、いくら強くてかっこいい6パックを持っていたとしても、運動や姿勢に活きてこないのです。

まず初めにインナーマッスル部分の腹筋を鍛えてみましょう。

腹筋が弱いとどうしていけないの?

体の中心に位置する腹筋は、骨盤や背骨を支える重要な筋肉です。特にインナーマッスル部分の腹筋が弱いと、具体的に次のような特徴がみられます。

ねこ背やO脚など、姿勢が悪い

腹筋(インナーマッスル)が弱いことで、周辺にある姿勢をまっすぐに保つために必要な筋肉をうまく使えません。姿勢がすぐに崩れるのは基礎がしっかりしていないからです。

フラフラとした歩き方・走り方でよく転ぶ

腹筋が弱いと、体幹が安定せず、しっかりとバランスをとって体を動かすことができません。また、悪い姿勢で運動すると視野が狭くなり、転んだ時にうまく手をつけずにケガをしてしまうこともあるので注意しましょう。

集中力がない

腹筋が弱いと、体を支えるその他の筋肉も効率よく使えないため、じっと同じ姿勢で座り続けることが難しくなります。上手く姿勢が取れないことは、子どもにとってもストレスがかかりやすいです。

さらに、姿勢が悪いことで胸部に負荷がかかり、呼吸が浅くなります。浅い呼吸では十分に酸素が脳へ届けられないため、集中力の低下につながります。

すぐに疲れてしまう

腹筋が弱いために、周辺の筋肉がうまく使えません。常に筋肉に負担がかかっている状態で生活していると疲れやすくなってしまいます。うまくバランスをとりながら体を動かせないため、持久力が低下して、すぐに座りこんだり、寝転んだりするようになります。つかれやすい子どもはけっして怠けているわけではありません。詳しくはこちらの記事を参考にしてみてください!

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腹筋を鍛えるメリット

インナーマッスル部分の腹筋を鍛えることで、体幹が安定します。すると腹筋の周辺にある別の筋肉も効率よく使えるようになり、運動能力の向上につながります。

 

具体的なメリットには以下のようなものがあります。

・腹筋を使って体が支えられるようになる。

・体を動かす際の、安定感とバランスがよくなる。

・しっかりと筋肉が使えるようになるため、体を大きく動かせるようになる。

 

腹筋を鍛えることは、体の軸を安定させる効果があります。正しく体を動かせば運動能力の向上につながり、お子さまの自信にもなるでしょう。加えて、姿勢の改善や集中力の向上にも期待ができるので、多くのメリットが感じられます。

子どもの筋トレは成長に悪影響を及ぼす?

「小さい頃から筋トレをすると背が伸びづらくなる」というウワサから、筋トレは子どもの成長に悪影響である、といったイメージが先行しています。確かに、過度なトレーニングや、負荷をかけすぎてしまえば、関節や筋などを痛めてしまう危険性があるためおすすめしません。鍛える目的をきちんと把握することが、子どもの運動能力を上げる際には重要です。

成長に合ったトレーニングが必要

子どもの運動能力を上げたい場合には「体をうまく支える」「バランスよくコントロールできる体をつくる」といった目標を定め、成長に合わせたトレーニングを行いましょう。

年齢や成長具合によって適したトレーニング内容は変わります。短期的に鍛えるのではなく、日頃の生活に運動をプラスさせて、ゆっくりと能力を高めることを意識しましょう。

子どもにおすすめ自重トレーニング

筋肉が発達途中である子どもには、大人のように大きな負荷をかけてのトレーニングをすると、体を痛めてしまう危険があります。その代わりに、自分の体重を使って体を支えたり、バランスをとったりする「自重トレーニング」がおすすめです。あまり聞き覚えのないトレーニング方法かもしれませんが、私たちは普段から自重トレーニングを行っています。階段の登り降りや、鉄棒、縄とびといった遊びも全て自分の筋肉をつかった自重トレーニングです。その中でも、簡単に楽しく実践できるものを中心にご紹介します。

年代別のおすすめトレーニング

自重トレーニングは普段の生活や遊びでも、無意識に行ってるトレーニングです。体を動かすだけでも、いずれかの筋肉が使われています。

以下では、特に腹筋周りに効果が期待できるトレーニングをご紹介します。子どもにとって、遊び感覚でできるものばかりですので、楽しみながら継続的に行いましょう。

幼児期

子どもが小さい時期には、思い切り体を動かし楽しく遊ぶことを心がけましょう。子どもは楽しいことには一生懸命に取り組みます。すると意識せずとも自然にたくさんの筋肉が使えるようになり、その後の運動能力もぐんぐん上がります。

腹筋を鍛えるのにおすすめなトレーニングには、とっても簡単にできるこちらのトレーニングをご紹介します。

【おひざでぴょんぴょん】

①保護者が子どもの両脇を支えます。

②ひざの上で、子どもを支えながらぴょんぴょんジャンプさせましょう。

主に、0歳児くらいの子どもに適した運動です。ジャンプさせることで、体を伸縮させバランスを保とうとする力が働きます。それにより腹筋だけではなく、全身を使ってトレーニングができます。

小学生

小学生低学年の時期は、運動能力に関する「ゴールデンエイジ」と呼ばれています。この時期の運動は、脳の運動神経や感覚神経が発達するためにとても重要です。さまざまな運動を経験することで、子どもの運動能力は向上しやすいです。

【ティッシュフーフー】

①ティッシュを上に投げてフーフー!

②上に浮かせられるように、ティッシュの下に潜り込むのがコツ!

これは目で物を追いかける能力や、瞬発力だけでなく、息を吹きかけることによる腹筋のインナーマッスルを鍛えることができます。一人でも楽しくできる運動ですが、パパママに高いところからティッシュを投げてもらうと、子どもは長い時間ティシュを見れるので、より目の運動にもなりますよ♪

 

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【動くタオルをジャンプ】

①親が動かしているタオルをよく見てジャンプ!

②できる子は、両足揃えてやってみて!

これはタオルを見ながらタイミングよくジャンプをする練習です。ジャンプは縄跳びなどで必要な能力ですが、上手くできない子が多くいます。ジャンプの練習として「ただひたすらジャンプ」するのではなく、このようにゲーム形式で行うことで、小学生のお子さまでも楽しみながら一生懸命挑戦してくれますよ♪

 

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中学生

中学生になると、身長や体重が大きく成長します。小学生にくらべ、体を支える力も強くなっているため、ケガを予防しながらトレーニングを行えます。

しかし、この時期もウエイトトレーニングのような重たすぎるメニューは避けた方が良いでしょう。自分の体重を使って腹筋運動をしたり、軽めのダンベルを活用すると良いです。

部活動などが始まり、運動する機会も増えてくる時期だと思います。より体幹の力が必要になってくるので、こんな運動をやってみましょう!

【お腹と股関節運動】

①横向きになり、膝とてのひらでバランスをとる。

②体がくの字にならないように注意!

③できる子は上の脚をあげてみよう!

これはお腹だけでなく、お尻も同時に鍛えられる運動です。お尻もお腹と同様、体の中心部にある重要な筋肉です。この姿勢を上手くとれるようになると、ランニング時のブレ防止や、スポーツでのけが防止につながります!

 

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高校生

高校生になると、身長や体重の成長が落ち着いてきます。しかし筋肉は未だ発達していくため、トレーニングマシンをとり入れた運動に挑戦してみましょう。

腹筋以外にもバランスよく鍛えることで、正しい体の使い方を身につけることが大切です。

 

へやすぽアシストでお子さまに合わせた運動を提案します!

運動が苦手と思われるお子さんは、実は腹筋が弱く体がうまく支えられていないことが原因かもしれません。

簡単なトレーニングでも日常的に続けることで、子どもの筋力を上げることができます。毎日楽しく元気よく、遊び感覚で腹筋トレーニングを取り入れましょう。うまく体が動かせるようになれば、お子さんの自信につながり、運動が好きになりますよ。

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