小学生の子どもの「汚い文字」を改善!遊びの中で楽しく改善しよう!
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「どうせ自分には無理…」「できない…」「やめたい…」など、子どものすぐに諦めてしまう発言が気になったことはありませんか?
諦めが早いことは、「楽観的」「切り替えが早い」などプラスに捉えることもできます。
しかし、長い人生において諦めずに続けることでしか手に入らないものもたくさんあります。
勉強やスポーツでも成果を出すためには継続と根気が必要です。
ここでは、子どもが諦めやすくなってしまう理由と特徴、ヤル気を出させる方法を紹介します。
子どもにとって、親の声がけや育った環境は、成長や考え方に大きく影響を及ぼします。
ちょっとした声かけを変えることで、子どもの「諦め癖」を「粘り強さ」に変えることができるかもしれません。
なぜ、「諦め癖」がついてしまうのでしょうか。
その理由は、子どもを取り巻く環境や、親の声がけなどが影響している可能性があります。
子どもに諦め癖がつかないように気をつけたいポイントを紹介します。
子どもと一緒にいると、ついつい感情的に叱ってしまうことがあります。
ただ、子どもにとって、自分の行動や感情を上手にコントロールすることが難しいものです。
そこで感情的に怒ってしまうと、理由を理解する前に否定されたという印象を子どもに与えてしまいます。
自分を否定され続けると、「どうせ自分は」「どうせ叱られる」と自信をなくしてしまうものです。
感情的になってしまいそうな時は、一呼吸を置いたり、別の大人と会話をしたり、気持ちを切り替えてから子どもと話すようにしましょう。
マイナスな発言が多い子どもは、周りの大人や親がマイナスな発言を頻繁にしてしまっている可能性があります。
「どうせ無理」「できない」「きっとダメ」といったネガティブな発言を繰り返し聞いているうちに、子ども自身の心の中に染み付いてしまうのです。
子どもに対する発言ではなかったとしても、親がすぐに諦めている発言を聴き続けていると「そういうものなんだ」と感じてしまいます。
子どもの前では「きっとできる」「こうしたらできる」といったプラスな考え方や発言を心がけましょう。
分かりやすいため「○○ちゃんよりもできたね」「○○くんの方が上手だね」など、ついつい周りと比較した声がけをしてしまいます。
ただ、人と比較した声がけばかりしていると、他人のことばかり気になる子どもになってしまいます。
そうすると、苦手なこと・できないことができた時に、「自分はダメだ」「周りよりできていない」と諦めやすくなってしまう可能性があります。
「前よりも上手になったね!」「昨日よりも頑張っているね!」など、子ども自身を軸に比較して褒めるようにしましょう。
子ども自身を基準にすることで、自分自身と向き合う姿勢が身につきます。
良い方向に導こうと「○○しなさい」「○○した方がいい」などの言葉をついつい指示するような言葉をかけてしまいます。
ただ、指示従っているだけでは子どもの主体性は育ちません。
子ども自身で考える機会や、行動する機会を与えましょう。
また、子どもが自発的に考えを持ったり、行動ができた時には肯定的な声がけをしてあげると良いです。
自発的な考え、行動をさせることで、自分で目標を持つことができるようになります。
基本的に人の考え方は過去の経験から形成されています。
すぐに諦めてしまう子どもは、何かを頑張った経験、自ら動いた経験が少ないことが多いです。
ここでは、すぐに諦めてしまう子どもはどのような特徴について紹介します。
自分に自信がないと、「自分なんか…」「できない…」と壁にぶつかってしまった時に、すぐに諦めてしまいます。
また、すぐに諦める癖がついていると成果を出すことが得られずに、さらに「何をしてもダメだ」「能力が低いんだ」とさらに自信を無くす悪循環に陥ってしまいます。
自己肯定感を高めて「自分にならできる」という気持ちを育てること、自信を持たせることが、物事に前向きに取り組むためには必要です。
同時にたくさんの事を行っていると、器用な子に育つ可能性がある一方で、一つひとつ
の物事への執着が薄れる可能性もあります。
選択肢が多いからこそ、何か壁にぶつかった時に「まぁいいや」と諦めてしまう恐れが。
諦めてしまう姿が気になる場合は、まずは一つのことに集中をさせて取り組ませることも大切です。
すぐに諦めてしまう子どもは、自分で目標を設定したり、選んだりすることが苦手な傾向にあります。
「どうせ自分には無理…」「できない…」というネガティブな気持ちが先行してしまうため、決めることができないのです。
選択することが苦手な子どもには、遊ぶ玩具を選ばせたり、行く場所を選ばせたり、小さな選択をさせる機会を作りましょう。
また、その後は「○○を選んだから楽しかったね」「○○で良かったね」という選択したものを肯定した声がけを行うと、自分で選択することに自信を持てるようになります。
では、諦めやすい子どものヤル気を引き出すためにはどうしたら良いのでしょうか。大切なのはコツコツと日々積み重ねた「成功体験」です。
子どもにとっての一番の成功体験は、親に褒めてもらえることです。前向きな声がけを増やして子どものヤル気を増やしましょう。
ここでは、ヤル気を引き出す方法について紹介します。
まずは自信をつけることを大切に、「できた!」という成功体験を積みましょう。そのために必要になるのが、達成できる程度の目標です。
諦めやすい子どもに、大きな目標を提示しても「できない」「無理」と取り組む前に諦め
てしまう危険があります。スモールステップの目標を設定して実行することを続けて、やり抜く面白さを経験させましょう。
「あの時できたから」「あの時上手く行ったから」という経験があるからこそ、壁にぶつかった時に乗り越えることができるのです。
子どもが目標に取り組んだ時、結果だけでなく頑張りの過程にも目を向けて褒めるようにしましょう。
取り組んだことや、チャレンジしたこと、目標に達さなくても前進したことなど、さまざまな視点で声をかけましょう。
人生において必ずしも設定した目標が達成するとは限りません。
そのため、諦めずに物事に取り組み続けるためには、その目標に向かって努力した過程の大切さを認められる自己肯定感が大切なのです。
目標を達成することが全てだと、達成できなかった時に深く傷ついてしまいます。
ただ、過程の大切さを知っていると、失敗した時も「次こそは」「ここは頑張った」と前に進む力が身につきます。
何か好きなもの、得意なものに挑戦する機会を作りましょう。
たくさんの事や短い期間で行うのではなく、できれば一つのことを長い期間させることがおすすめです。
続けるために大切なのは、大人でも子どもでも、頑張る力の源は「楽しい」「好き」という気持ちです。
子ども自身が興味を持っていないことに取り組ませても自主性を持てません。
例えば、習い事をさせるのも良いでしょう。
頑張っている時には「できるよになっているね」「頑張っているね」と肯定的な言葉がけを行うと、前向きに取り組む姿勢に繋がります。
大切なのは「できないこと」ではなく「できたこと」に目を向けることです。
そうすると単なる「できなかった」という結果だけでなく、「ここはできた」という自分を肯定する成功体験に繋がります。
例えば、でんぐり返しが上手にできなかったとしても、「しっかりと手を付けられるようになったね」「練習を頑張っていたね」「足が揃っていたよ」など成長したポイントをしっかりと言葉にして声をかけましょう。
褒める声がけを増やすことで、子ども自身の自己肯定感を高めることができます。
将来、社会にでて自分の力で生きていくためにも諦めない気持ちを育てたいものです。
子どもは周りの大人の声がけや環境が変わることで、少しずつ変わっていきます。
子どもの成功体験を増やして自信をつけることで、「自分にならできる!」「やってみたい!」という前向きな気持ちを持って物事に取り組めるようになります。
少しのことでへこたれない、粘り強い子どもを育てましょう。