小学生の子どもの「汚い文字」を改善!遊びの中で楽しく改善しよう!
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最近ではけんけんで遊んでいる子供を見かけるのが少なくなってきましたよね。
遊びや生活様式が変化している影響で「けんけんがうまくできない」という子供も増えているそうなんです。
しかし今、昔遊びの一つである「けんけん」で遊ぶことで「子供の運動能力が伸びる」「運動の発達に効果がある」と言われています。
とは言うものの、「けんけんにはどのような効果があるのか?」と疑問に思ったり、「けんけんのやり方やコツが知りたい!」と思う方も多いのではないでしょうか。
今回は、けんけんで遊ぶことがより身近になるよう、けんけんの効果やコツを解説するとともに、子供が楽しめるやり方をたっぷりご紹介します!
そもそもけんけんとはどのような遊びなのでしょうか?
けんけんとは「ケン・ケン・パ」とリズムに合わせて、片足で跳んで片足で着地することや、片足で跳んで両足で着地することを、繰り返しながら前方へ進んでいく遊びです。
地面などに丸を1個や2個、一列に書いて、その上を跳んでいくことが多いです。
けんけんは昔遊びの一つで、地域によって呼び方や遊び方が変わることもあります。
また海外でも似たような遊びがあり「hopscotch」と呼ばれています。
このようにけんけんは世界中の子供達が昔から遊んでいたものであるといえます。
では、どうしてけんけんが子供の発達や運動能力に効果があると言われるのでしょうか。
その理由には、今の子供の現状とけんけんの体の使い方が大きく関わっています。
では、それぞれの視点から説明していきましょう。
今の子供は昔に比べると運動量が減っています。
さらに、一日の歩数も減っているため足腰の筋力や足の裏の力が弱っていることが指摘されています。
これらは子供が悪い訳ではなく、生活スタイルや遊び方が大きく変わったことが要因です。
つまり今の子供たちは、昔なら自然と鍛えられていた運動機能を意図的に鍛える必要があるということです。
しかし運動が大切なのは理解できるけれど、「運動は小学生になってからでもいいのではないか」と思う方もいらっしゃいますよね。
実は、小学校入学前の運動も大切。なぜなら、5歳までに神経系の8割が発達すると言われいるからです。
文部科学省の「幼児期運動指針ガイドブック」によると、「幼児の安全を確保した上で、幼児が持っている冒険心を生かしながら、楽しく体を動かす遊びを通して、脳と筋肉を繋ぐ神経系のネットワークが適切に構築されるよう促すことが大切です。」と記載されています。
このように、小学校入学前の子供でも意図的な運動は必要といえます。運動能力を伸ばす鍵は、今の運動能力ではなく、「どれだけ楽しく身体を動かしたか」ということ。
つまり、リズムに合わせて体を動かすけんけんはこの時期の子供にピッタリな運動です。
けんけんにはどのような運動効果があるのでしょうか?
けんけんは運動能力を高めるためにとても効果的です。
実は、サッカーのイングランド代表の選手たちは練習メニューとして片足ジャンプを取り入れています。
今回は、子供の運動能力に繋がる効果を3つご紹介します。
けんけんは片足で踏み込んだり、着地したりする運動の繰り返しです。
そのため、楽しみながら足腰を重点的に鍛えることができます。
片足で体のバランスを保ったり、姿勢を維持したりするけんけんで遊ぶことで、自然と体幹を鍛えることができます。
つまり、けんけんで繰り返し身体を動かすことで、体幹が安定してきます。
体幹が安定すると、正しい姿勢をキープできる時間が長くなったり、転倒しにくくなったりと、生活の中にもメリットがあります。
けんけんは常にリズムに合わせて身体を動かす運動です。
つまり、遊びの中でリズム感覚を養うことができます。
どの運動も、リズムよく身体を動かす力が求められます。
3〜5歳の幼児期にリズムに合わせて身体を動かすことは、今後のスポーツの基盤になってくれます。
たとえ最初は動きがたどたどしてくても、成長が著しい子供は動きを繰り返すことでリズムを身体で覚え、スムーズに動くことができるようになってきます。
つまり、リズムよくけんけんを楽しむことで、子供のリズム感覚を養うことができます。
いざけんけんをするとなると、何かコツはあるのかと気になる方もいらっしゃいますよね。
けんけんには2つのコツがあります。
1つ目は、リズムよく跳び続けることです。
脳と筋肉を繋げるためには、リズムのよい動きを繰り返すことが大切です。
そのため「ケン・ケン・パ」と口に出すなど、一定のリズムに合わせて身体を動かすことがコツです。
2つ目は、前方へ跳ぶことを意識することです。
けんけんは、「跳ぶ」と「進む」を同時にする動きです。
身体の重心を前にしながら、けんけんをすることがコツです。
しかし、慣れていないと難しいかもしれないので、前方に輪を置いたり、丸を描いたりしてあげると、前へ進もうとする意識が自然と生まれます。
では、けんけんには、どのようなやり方があるのでしょうか。
今回は子供が楽しく続けられるようなけんけんを5つに厳選しました。
簡単なものから応用したものもあるので、ぜひ参考にしてみてください。
【方法】
・地面に丸や四角をかく。
・リズムよく跳ぶ
【方法】
・床にマスキングテープを使って貼る。
・リズムよく跳ぶ。
【ポイント】
・マスキングテープなら剥がしやすいのでオススメです。
【方法】
・足の開脚に合わせて、両手も閉じたり開いたりしながらけんけんをする。
【ポイント】
・けんけんに慣れてきたらチャレンジしましょう。
・全身を同時に動かすので、より効果的です。
【方法】
・けんけんの枠の近くに何かアイテムをおく。
・それを途中でゲットしながらけんけんをする。
【ポイント】
・高さがあるアイテムの方が取りやすいです。
・片足で立つことに慣れた段階でチャレンジするのがオススメ。
【方法】
・左右からそれぞれスタートする。
・出会ったら、じゃんけんをする。
・勝ったらそのまま進む。
・負けたらスタートに戻って進む。
【ポイント】
・ゲーム形式で盛り上がります。
けんけんがうまくできない時はどうしたらいいのでしょうか?
けんけんに慣れてない段階は、無理をする必要はありません。
なぜなら、子供にとって一番大切なことは「楽しく身体を動かすこと」「楽しいという気持ち」だからです。
けんけんがうまくできない場合は、片足でバランスをとることやけんけんの動きにまだ身体が慣れていない可能性があります。
そのため、スモールステップで楽しむことがオススメです。
ステップ1:その場で片足立ち
ステップ2:その場で片足跳び
ステップ3:その場でけんけんパ
まずは、その場でバランスをとったり、リズムよく身体を動かすことに慣れることが大切です。
タイムを測ったり、音楽をかけたりしながら、楽しみながら取り組むことがオススメです。
最後に、けんけんで遊ぶ時に気をつけるべきポイントを抑えておきましょう。
けんけんをするときは、滑らないように気をつけましょう。
特に、フラフープやマットを敷いてやる時は、踏み間違えて転ぶこともあります。
遊ぶ前に、子供に危険な行為を教えてあげることがオススメです。
子供の膝の使い方をよく見ておきましょう。
正しいフォームは、着地や踏み込みの時に、膝が曲がっていることです。
しかし、膝をまっすぐにしたままやってしまう場合もあります。その場合は、膝に過度な負荷がかかってしまいます。
お手本を見せながら、膝を曲げることのよさを教えてあげることが大切です。
今回はけんけんについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
昔遊びのけんけんには、足腰や体幹、リズム感覚を鍛えるなど子供の運動能力を伸ばす効果が多くありました。
最初はうまくできないかもしれませんが、まずは繰り返しやってみることが大切です。
大人が楽しく遊ぶお手本を見せたあげたり、遊びたくなるような環境を作ってあげることで、子供のやりたいという気持ちも自然と高まってきます。
やはり1番大切なことは、「身体を動かすことを楽しむ気持ち」です。
けんけんは屋外・屋内でも気軽にできるので、親子でリズムよく楽しく身体を動かしてみるのはいかがでしょうか。
それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。
参考文献
・文部科学省『幼児期運動指針ガイドブック』https://www.mext.go.jp/a_menu/sports/undousisin/1319772.htm