pickup article

カテゴリ

運動のコツ

かけっこが絶対に速くなるコツや練習法とは⁉

かけっこが絶対に速くなるコツや練習法とは⁉

運動会でさまざまな競技が行われる中、保護者も子どもたちも白熱する競技といえば、かけっこですよね。

かけっこで速く走りたい、と思っている子どもたちも多いのではないでしょうか。

 

さらに、保護者の方も運動会で、我が子のかけっこは気になりますよね。

 かけっこは、単純に足の速さだと思われがちですが、足の速さだけでなくスタートダッシュやコーナーの曲がり方などを工夫するだけで速くなるのです。

 走り方にもポイントがあり、姿勢や脚力など工夫した練習法に取り組めば、確実にタイムが短くなります。

 

今回は、かけっこが速くなるコツや有効な練習法をご紹介します

かけっこが速くなる3つのコツ

走るという行為は日常的な動作なので、体育教室やスポーツの習い事など専門的な知識を得る機会は少ないですよね。

 日常的に感覚で走る子どもたちは、速く走りたくても気持ちの面でしか補えません。速く走る為には、腕の振り方や姿勢など大切なポイントがあるのです。

 

かけっこを速く走るコツは、大きく分けて3つあります。

腕を多く速く振る

正しい姿勢を意識する

コーナーで体を傾ける

 

それでは、この3つのコツを詳しく見ていきましょう。

腕を多く速く振る

 速く走るには、腕を振ることが重要だと一般的にも知られています。

ですが、詳しい理由や具体的な振り方については、知らない方も多いのではないでしょうか。

 

歩くときも、足と腕は連動していますよね。腕の振りは、下半身の足運びのリズムに関係します。

 つまり、腕を多く速く振ることで足の回転率も上がるのです。

 

腕を速く振る、という意識だけでなく肘をほぼ直角に曲げ、脇を閉めて走ってみてください。

 走っている本人は速く走れている実感がないかもしれませんが、理論に基づいたコツなので練習で取り入れてみてくださいね。

正しい姿勢を意識する

 かけっこは、スタートと走っている時の姿勢も重要なポイントです。

 スタートの前は、棒立ちではなく腰を落として前かがみになりましょう。

 

スタートを切った後は、前かがみで走って加速しはじめたらだんだんと背筋を伸ばすとスタートダッシュが速くなります。

 背筋を伸ばして走るときは、頭から足まで一直線になるイメージで走ってみてください。

 腰や背中が曲がらないように、背骨に真っすぐな棒が入っていることを意識すると、姿勢を保つことができますよ。

コーナーで減速せずに体を傾ける

かけっこはコーナーがある、大きなトラックを一周する環境が多いのではないでしょうか。

 運動が苦手な子どもたちは、コーナーで転ばないように減速してしまうことがあります。コーナーは難しいポイントですが、曲がった走路を利用することができるのです。

 

減速せずに体を傾けると、コーナーでかかる遠心力を使ってさらに速く走ることができます。

 子どもたちの多くは、顔だけ斜めに向いていることがあります。減速せずに走ることができれば、バランスをとるために無意識に体が傾くはずです。

 イメージを伝えて、減速せずにコーナーを走ることを伝えてみてください。

かけっこが速くなる練習法4選!

 速く走るためには3つのコツも重要ですが、走る練習をすることが一番の近道です。

ですが、ただ走るだけで速くなるとは限りません。

 

コツやポイントに着目した練習法をご紹介します。

 有効な練習方法で今の自分より少しでも速く走れるように、練習を積み重ねてみましょう。

正しい姿勢を客観的に見る

 コツでもお伝えした通り、走るときの姿勢はとても重要です。

まずは、走る前にお手本や上手な姿勢を知ってイメージを深めましょう。

 言葉や動作で伝えても良いですが、わかりやすく動画や画像を見せてあげても構いません。

 走っていると、自分の姿勢は真っすぐなっているのかわかりませんよね。正しい姿勢で走れていないときは、保護者の方が伝えてあげてください。

 

他にも、走っている様子をカメラで撮ってあげて客観的に見ることで、子どもたち自身も意識しやすくなります。

 感覚が頼りの子どもたちだからこそ、客観的に見ると正しい姿勢を保つことができます。意識しなくても真っすぐ走れるようになるまで練習してみてください。

目印を置いて練習する

 速く走るために、足の回転率と手の振り方を練習する方法です。

 走るコースに、マーカーやミニハードルなど軽く跳び越えることができる物を目印にしてみてください

 膝の高さは、へその位置を目安としてください。

 走り跳び越えながら、しっかりと足を上げることや腕を多く速く振ることを意識して走ることを繰り返すと、足や腕の動きを体で覚えることができます。

 

この練習方法でも客観的に見ることができれば、より効果的ですよ。

スタートダッシュの工夫

 本番では特に、スタートでドキドキして遅れてしまうこともありますよね。失敗しないように、スタートダッシュも練習しておきましょう。

 スタートの合図で走り出す練習や、倒れ込み練習をするとスタートが速くなります。

 倒れ込み練習は、前傾姿勢のイメージを深めることができるので特におすすめです。やり方を簡単に説明します。

 

まず、スタートラインに立ちます。背中と足を伸ばしたまま、少しずつ前に傾けて体が倒れる寸前に走りはじめる、という練習方法です。

この練習方法で、恐怖心が芽生えないように保護者の方がお手本を実践してあげたり、横から見守ってあげたりと、工夫をして取り組みましょう。

 

スタートダッシュは、足の速さがほとんど関係ないので、運動が苦手だと感じている子どもたちが得ることができるアドバンテージです。

 周りの子どもたちに内緒で練習して、本番で驚かせてみてくださいね。

環境や道具を使って楽しく走る

 速く走りたいからといって、走るだけの練習では子どもたちが飽きてしまいます。練習の合間やその日の気分に合わせて、遊びながら楽しく走ってみてください。

 例えば、急な坂道を使って走ってみたり10mという短い距離で競争してみたりと、環境や遊びの要素を取り入れると楽しく走ることができます。

 

他にも、ストップウォッチ簡易的な障害物競争など、道具を使いながら練習してみるとさらに楽しく走れるのではないでしょうか。

 飽きずに継続して練習できるようにすることも保護者の方の、腕の見せどころですね。

まとめ

 速く走るポイントやコツを抑えることができれば、今の自分より確実に速く走ることができます。

 子どもの走るスピードは、体格や発達の違いで個人差が大きくでるので、保護者の方も焦らないように注意してください。

 

保護者の方は練習の過程で、できていることや伸びたことを具体的に褒めてあげましょう。結果も大事ですが、子どもたちは認めてもらうことで心身ともに成長します。

 楽しく走る、という原点を忘れずに練習に取り組んでみてくださいね。