pickup article

カテゴリ

運動のコツ

ドッジボールで活躍できる投げ方!コツをつかんでもっと楽しもう

ドッジボールで活躍できる投げ方!コツをつかんでもっと楽しもう

ボール遊びの定番ともいえるドッジボールは、子どもたちにとってとても楽しい遊びです。

ボールを投げて相手に当て、チームとして勝つ喜びも感じることができます。

しかしその一方で、ボールを遠くへ投げられなかったり、狙ったところへ当てられなかったりする子もいるでしょう。ボールに対して苦手意識があるとドッジボールは楽しくありません。また上手く投げられないということは、間違ったボールの投げ方をしている可能性もあるのです。

そこで、この記事ではボールの投げ方のコツや幼児期からでもできる練習方法を紹介します。遊びを通して楽しくボール投げの練習ができるので、親子で一緒に取り組んでみてください。

ドッジボールの投げ方!3つのポイント

ボールを投げるときに手だけを使って力任せに投げていると、上手く投げることはできません。ドッジボールは全身運動です。手だけではなく、体全体を使うことで遠くへ、そして速いボールを投げることができます。

ではどのように投げると効果的なのか、投げ方のポイントを3つ解説していきます。

体重の乗せ方

ボールを投げるときに大切になってくるのが体重の乗せ方です。手だけの力だとボールに力が加わらず、力強いボールになりません。

まず投げるときの構えとして、足を1歩前へ踏み出します。そしてボールを持つ腕をなるべく高く上げましょう。このとき反対の腕を狙う方向へ伸ばすことで、ボールをコントロールしやすくなります。投げるときは後ろ足から前足へ全体重を移動させることが重要です。そうすることで体全体の力がボールに伝わり、パワーのある速いボールを投げることができます。

遠心力の利用

ボールを上から投げるのではく横から投げるときには、遠心力を上手く利用します。回転する力が加わることで、子どもや力が弱い人でも強いボールを投げられるからです。

横から投げるときはボールを支えて肘を伸ばし、腕を振ると同時に体をひねります。遠心力がボールに上手く伝わると速いボールを投げることができるので、体のひねりを意識しましょう

手首の使い方

手だけを使った投げ方では、スピードのあるボールを投げることはできません。体全体を使うと同時に手首のスナップを利かせることで、より速いボールを投げることができます。

具体的にはボールの真ん中をしっかり持ち、手首をひねるように投げてみましょう。しかしあくまで体全体を上手く使った上でのことなので、手首の力だけを頼りに投げないよう注意が必要です。

ドッジボールの投げ方のコツをつかむ練習方法

ボールの投げ方がわかったら、ポイントを意識して実際に練習します。しかしただ闇雲に投げ続けていてはコツをつかむことも難しいでしょう。そこで、どのような練習方法が効果的なのかを紹介していきます。

ボールに限らず投げることを楽しむ

まずはボールを投げる遊びを楽しめないと、ドッジボールはもちろん練習さえできません。小さい子どもの中にはボール自体に苦手意識をもっている子もいるはずです。そんなときはボールに限らず、ブーメランや紙飛行機など投げるという動きを楽しんでもらえるようにします。子どもたちが上手く投げられたらその都度褒めてあげ、自信がつくように繋げていくことが大切です。

キャッチボールで投げる力を身につける

ある程度投げられるようになったら、キャッチボールの練習です。キャッチボールは狙ったところへ投げられるようにボールをコントロールしたり、遠くへ投げることで肩や腕の筋肉を鍛えたりすることに繋がります。

まず短い距離から相手へまっすぐボールを投げる練習をしてみましょう。そして徐々に距離を伸ばしていきます。より遠くへ投げなければ相手へ届かなくなるので、腕や肩など体をしっかり使うことを意識します。地道なキャッチボール練習によって投げる力が身についていくのです。

体の使い方に気を付ける

ボールを投げるときのポイントでもお話したように、ボールを投げるときは手だけではなく全身を使って投げます。体重の乗せ方や体のひねり方など体全体を使って投げられているかどうかが大切です。そのためには腕や肩の力はもちろん、下半身の強化や柔軟性も必要になります。

投げ方の練習のほかに、走ったりストレッチしたりと毎日しっかり体を動かしてみましょう

幼児期からできるボールの投げ方が身につく3つの遊び

幼少期からボールを投げたり蹴ったりと、ボール遊びの経験をたくさんしてきたかどうかでボールに対しての苦手意識は大きく変わります。投げられないからドッジボールは嫌い、苦手なのではなく投げ方を知らないだけなのです。

そこで子どもが楽しく遊ぶ中で、投げるという動作が自然と身につく遊びを紹介します。自宅で簡単にできるので、親子で一緒に楽しんでみてください。

タオルボール

タオルを1枚用意します。遊び方はとてもシンプルで、まず片方の端を結びます。そして結んでいない方を持って、結び目をボールに見立てて投げるまねをしてみましょう。持っている方の手を離さないように注意してください。

ポイントは体を大きく動かしているかどうかです。腕を大きく振り結び目が床にしっかりつくようにすることで、ボールを力強く投げる練習になります。

 

新聞紙ボール

子どもの手に合わせて新聞紙を丸め、ボールを作る遊びです。丸める枚数によって大きさを自在に変えることができ、何より手軽に作ることができます。また新聞紙は顔に当たっても痛くなく、ボールが怖いと思っている子どもにもおすすめです。

的を作って新聞紙ボールを当てたり、かごに入れてポイントを競ったりと遊び方のアレンジも豊富なので、楽しく投げる練習をすることができます。

紙飛行機とばし

紙飛行機を作ってまっすぐ飛ばす遊びです。思いっきり力を入れても紙飛行機は上手く飛ばないでしょう。しかし弱すぎるとすぐに落ちてしまいます。腕の上げ方や力の入れ方、紙飛行機を離すタイミングといった一連の動きは、ボールを投げるときにも必要な重要な動作です。親子で一緒にどうしたら遠くへまっすぐ飛ばすことができるかを考えながら遊んでみましょう。

ボールの投げ方を上達させるために大切なこと

ボール投げを上達するにはフォームや理屈なんかも必要ですが、小さい子どもにとっては少し難しいかもしれません。子どもは遊びを通していろいろなことを学んでいます。その学びをつぶさないように何を伝えたらいいのか、どんな練習をさせたら効果的なのかをみてみましょう。

ボール投げの楽しさを伝える

まずボールが苦手にならないように、ドッジボールやボール投げの楽しさを伝えてあげます。ボールが怖い、上手く投げられないということが頭にあるとボール遊びをすること自体が嫌になってしまうかもしれません。初めはボールではなくてもいいので、タオルや紙飛行機などを使って投げる動作に慣れることから始めましょう。子どもが楽しくできるように褒めたり、一緒に喜んだりしながら楽しさを伝えてあげることが大切です。

幼児期からいろいろな運動遊びを経験させる

ドッジボールに限らず、幼児期にいろいろな遊びを経験することで運動面の発達や体の動かし方を身につけることができます。

ボール投げは全身を使う遊びなので、体全体の動かし方が重要です。ドッジボールだけではなく、音楽に合わせて体を動かすリトミックやマット運動などいろいろな運動遊びを経験させてあげましょう。体を動かすことの楽しさやできなかったことができたときには達成感も味わうことができます。

まとめ

小さい子どもでもできるドッジボールは、ボールを投げて当てるだけのシンプルな遊びです。それでも投げ方を知っているかどうかで楽しさはまるで変わってきます。上手く投げられない、相手に当たらないという子も投げ方のコツを知り練習することで、もっと楽しむことができます。

また遊びを通して親子で一緒に喜んだり楽しんだりすることで、自然とボール投げの動きが身についていきます。

ドッジボールでもっと活躍してほしい、チームとして勝ってほしい、そういった親の思いももちろん大切です。しかし子どもはそれ以前に友だちと一緒に遊ぶことを楽しんでいます。投げるときの体の使い方やフォームも重要ですが、ボールを上手く投げられたときの喜びや達成感も伝えてあげましょう。