おうちにあるものを使って自由自在に楽しむPAPAMO SCHOOLの芸術オンラインレッスン。
今日は、こどもたちが大好きなクイズあそびを取り入れながら「フロッタージュ」に親しみました。
フロッタージュとは、凹凸のある素材の上に薄い紙を置き色鉛筆などでこするように描くことで、
素材の形を写し取るアートの技法のひとつです。
芸術オンラインレッスン「身近なものをこすり出すアートでクイズ大会を楽しもう!」
■はじめに
こどもたちにとっては初めて耳にする「フロッタージュ」
はじめに、ゆり先生がばんそうこうを例に説明をしました。
ポイントは、素材の上に載せた紙を手でしっかりおさえ、鉛筆は寝かせた状態でサラサラサラと描くことです。「出てきた!」
だんだんとばんそうこうのかたちが浮き上がってきました。
用意した素材をすべて写し取ったら、おうちの中にある凸凹した素材を探しにいってもOK。
レッスン中に新たな素材探しができるのも、おうちで参加するレッスンならではの楽しさです。
■制作タイム
事前に準備した素材でフロッタージュをはじめました。
素材の上に紙を載せると、形の凹凸にあらためて気づかされます。
紙が動かないよう、手で紙をしっかりとおさえます。
あとでクイズをするので、用意した素材は先生にもヒミツです。
参加してくれた女の子は、大きな紙をはさみで切りはじめました。
レッスンも中盤にさしかかり、クイズ大会に向けて準備にさしかかります。
■クイズ大会
写し取った素材を当てたら1点をとれるというルールでクイズ大会がはじまりました。
9個の素材でフロッタージュを試したという女の子がまず見せてくれたのがこの円い形のもの。
「ブローチの絵?」「大根の切り口?」
なかなか正解にたどり着きません。
「ひもがついているもの」と女の子。
「ヨーヨー?」
たしかに円くてひもがついているものといえばヨーヨーですが、違うようです。
「幼稚園でもらうもの・・・運動会・・・」とさらにヒントが出ました。
「わかった!メダル!!」
ようやく当たりました。
次はゆり先生からの出題です。
お花のようにも見えますが、ヒントは「台所にあるもの」とのこと。
すると参加した女の子は実際に台所に探しに行きました。
「だいこんおろし!」
その通り、おろし金が正解です。
この後、くし、輪ゴム、スマートフォン・・・
と用意した素材は実はごく身近なものでしたが、紙に写し出されるとたちまち想像も難しいほどでした。
どれも何回かヒントを出してもらい、ようやく答えることができました。
■おわりに
写し取った紙を集めて他のアートに使うことができます。
ゆり先生は、葉っぱとばんそうこうを写し取った紙を組み合わせて虫をつくりました。
異なる色の色鉛筆で写し取ると組み合わせたときにカラフルになってきれいですね!
今日も想像力をはたらかせ、フロッタージュに親しむことはもちろん、会話も楽しむ時間となりました。