4月音楽:自分の気持ちに気づき・向き合い、表現するということ

ppm_official_admin教室の様子

毎月最終週のレッスンでは音楽やアートに取り組みます。4月の音楽はリズムとメロディにちなんだプログラムを行いました。 音楽を聴いていだいた気持ちやイメージを絵に表す時間もありました。こどもたちが様々な切り口で音楽の楽しさや気づきを得ることを期待したレッスンに、保護者の方は「こんな音楽のプログラムもあるんですね!」と驚いていました。
【リズムあそび】
講師がウッドブロックを鳴らすと「木の音!」と答えてくれたこどもたち。優しくも高く響くその音色に合わせて体を動かしました。 スポーツでも大好きなフープジャンプでは、音を聴きながら体を動かすことに挑戦!自分のリズムでテンポよくジャンプすることができる子でも、音に合わせながらジャンプするのは、ちょっと難しい様子。聞こえてくる音と自分のジャンプを合わせようと繰り返し挑戦していました。
【湧き上がった感情を表現しよう】
曲を聴いてどのように思ったのか表現する方法の一つとしてアートに取り組みました。今回はこどもたちがより自己表現しやすくなるように「ヨンブンノサン」という名画の続きを描くぬり絵を使用させていただきました。
ヴィヴァルディの「春」やベートーヴェンの「運命」を聴いたこどもたちの反応は様々!音が変わるとクレヨンを変えて塗ったり、リズムに合わせるように直線を何度も描いたり。「黄色!」と色でイメージをする子もいれば、「運動会」や「恐竜」と応えてくれる子もいました。感じた気持ちやイメージを表現してくれて個性が強く表れていました。 ※「ヨンブンノサン」名画の続きを描くぬり絵 https://www.yonbunnosan.com/
他にもスカーフで「風」を表現したり、タンバリンで自己紹介や音楽に合わせてリズムを刻んだりもしました。
普段何気なく聞き流している音楽ですが、集中して聴いてみると「楽しそう」「眠たくなっちゃう」「ちょっと恐い…」など、こどもたちは様々な気持ちを教えてくれました。 意識して「聴く」ことにはまだ慣れないかもしれません。しかし、音の世界にチューニングすることで、自分の世界はさらに広がります。非言語コミュニケーションと言われる音楽。相手のリズムや雰囲気・感情に気づくことができると相手の呼吸に合わせた会話や相手の立場に立った思いやりのある行動につながることでしょう。
聴いた曲や音に合わせて「体を動かす」・「自分の気持ちと向き合う」ことで、音楽が自分らしさを表現する手段の一つになってほしいなと思います。