アート:切り絵と貼り絵、「カタチ」からイメージするもの

PPMmaster教室の様子

2月23日の日本橋と国分寺教室のテーマは「アート」。
カタチからイメージを膨らませる今回のテーマ。 初めに先生が「何に見える?」とカップや洗濯ばさみの写真を見せると、こどもたちは「顔!」「ここが目でしょ!」「これが鼻!」と、穴や部品を指差しながら答えてくれました。 同じカタチを見ていても、ひっくり返すとちょうちょやリボン、クモやタヌキに見えたり、こどもたちによって違う反応が見えて面白かったです。
切り絵
色やカタチから何を連想するのか、イメージを膨らませます。ハサミを渡すと小さく細かく切る子、ギザギザ・なみなみに切ろうとする子。細長い直線からフライドポテトをイメージしたり、台形のカタチからは滑り台をイメージしていました。「小さい」「大きい」「ちょっと大きい」と大きさに注目している子もいました。
綺麗に切り取れたカタチが覆面のような物になったことを喜び、顔にあててる姿が可愛らしかったです。
貼り絵
白い画用紙に切ったパーツを貼り付けると、遊園地ができたり恐竜の世界やお花畑など、こどもたち自身が大好きな世界が広がりました。
糊付けでは「くっつくかな?どうかな?くっついた!」と楽しそうに実験している子もいましたよ。 切ったカタチを貼り付けながら、「おうちがあるの!」「これが道なの!」と物語を展開していました。
クレヨンで装飾
カタチのイメージから背景を描いたり、目や鼻をつけた作品に書き足します。思い描いたイメージに近づけようと、恐竜を描いた子は空を、花を描いた子はちょうちょを。これはなぁに?と訊くと「ブーンブーンってロケットが動いてるんだよ」と貼り付けた色紙をクレヨンで丸く囲った子もいて、頭の中のイメージを一生懸命表現していました。
今回は色紙をハサミで切り、偶然生まれたカタチからイメージを膨らませて作品をつくりました。こどもたちの中には、なかなか思い通りのイメージが表現できない子もいます。
切ったカタチをひっくり返したり、じっと見つめたと思ったらハサミを使って切ってみたり。
こどもたちの目線と同じように「これは何だろうね?」「ここが丸いね・ギザギザしてるね」と話しかけながら、その姿を見守りたいなと思います。
こどもたちが好きなものが作品を通して伝わります。まだ描き足りない!と画用紙の裏側にまで作品をつくる子や切った作品を全部貼りたい!という子もいて、保護者の方もびっくりしていました。
身近なものでも想像力はたくましく育ちます。PAPAMO SCHOOL以外の場所でも、お友だちや保護者の方と一緒にいろんなものを見たり・聞いたり・触ったりして、イメージを膨らませていってほしいです。