みんなどうしてる? 習い事をやめるタイミング

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こどもの「やりたい!」に任せてついつい増えがちになる習い事。親として一度始めたら習い事は続けさせるもの!と考えてしまいがちですが、こどもの興味は移り変わるもの。ずるずると続けて「やめどき」を逃してしまったばかりに、こどもにとって嫌なイメージでその習い事を終わらせてしまうことも。そこで今回は、3〜5歳の未就学児を持つ首都圏在住の親300名を対象に行った調査(2018年8月下旬時点、20~50代の未就学児を持つ首都圏在住の親300名を対象に行った「こどもの習い事と遊びに関する調査」より  調査協力:株式会社マーシュ)を参考に、みんなの「習い事のやめどき」について調べてみました。
習い事を辞める理由とは
こどもが習い事をやめた理由の1位は「習い事がこどもに合っていなかった 21%」2位「時間帯・曜日が合わなかった 18%」3位「他に通いたい習い事が見つかった」など様々。2位は物理的な理由であるものの、より合った習い事を見つけ、それを優先したいというポジティブな理由が多いようです。
どれくらい続けているの?
「やめた習い事は、習い始めてから、どのくらいの期間でやめましたか。」という問いでは、「半年から1年未満」がもっとも多く28%、続いて「1から3年未満」が26%と比較的続いたグループが入りますが、全体で見ると69%が始めてから1年未満で辞めていることがわかりました。
継続するか、辞めるか、決めるタイミングは?
では、どのようなタイミングで習い事をやめるか継続するか考えるのでしょうか。習い事を継続するか、やめるかを決めるタイミングを聞いたところ「進級のタイミング 46%」続いて「3ヶ月以内 25%」という結果になりました。もっとも多かった進級のタイミングは、親にとってはこどもの教育環境を見直す良い機会であり、こどもにとっても成長を自覚して気持ちを切り替える良いタイミングとなっているのではないでしょうか。
始める時から辞める計画をたててみるのも一つ
やめるか、継続するかの判断が必要になった時には、少し時間を置いてみてこどもの気持ちの変化をみてみるのも大切です。 これは、始める時にも言えることだそうです。「これをやりたい!」「これが好き!」という気持ちをキャッチしたら、一旦時間を置いてみると良いそうです。 東洋経済ONLINE「子どもの習い事は、「やめ時」が肝心!」で、育児教育ジャーナリストのおおた としまさ氏が、時間を置いてみるという方法が有効であると述べています。また、習い事を始める際に、やめる時のことをあらかじめ決めておくこともひとつの手だと言っています。
明確なルールじゃなくてもいいんです。いったん「何年生までやる」とか「いついつの発表会まで頑張る」と決めて、そこまで行ったときに、続けるかやめるか、また判断をする。そうしないとズルズルと続けることになり、結局ちょっと気持ちが落ち込んだときに「やめる」と言い出してやめる、というふうになりがちです。それはあまりよろしくないパターンなので、エンディングをイメージして始めるというのが、習い事を始めるときに、是非やっていただきたいことです。
何よりこどもの気持ちを尊重! 次に活かすチャンスにも
こどもにとっても親にとっても習い事をやめるタイミングは環境が変化する節目になります。通わせた習い事にこどもが「行きたくない」と言い出したら、すぐにやめて良いものか親は悩みますよね。そんな時は、なぜこどもが「行きたくない」のか耳を傾け、状況を観察してみるとどうでしょうか。「スイミング教室でプールに入るのは楽しそうだが、前後のシャワーを怖がっている」「ピアノ教室ではお歌は楽しそうだが楽器を弾くこと自体はそうでもなさそう」など、嫌いと好きの棚卸しをしてみても良いかもしれません。そこではやはり、こどもが自ら進んでもっとやりたい、楽しいという気持ちを尊重してあげられることが大切ですよね。好きや得意を把握できていると、次の習い事にシフトする際にも良いヒントになるでしょう。
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